実務データ分析虎の巻Vol.1(「仮説」の発想はどこから来るのか?)

私の無料メルマガで紹介している、実務データ分析のコツをこちらでアーカイブとしてご紹介していきたいと思います。今回はVol.1です。

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データ収集や分析方法を選択する拠り所として「仮説」を持ちましょう、と言っています。ただ、中には「仮説の持ち方」そのものに慣れていない人も多いようです。
発想を助けてくれるいくつかの方法の内、“外部データに頼る”アプローチがあります。
極めて実務チックな(アカデミックではない)アイデアですが私も何度も助けられました。

例えば、横浜市は大都市の旅行者割合を示すデータを公表しています。
http://www.city.yokohama.lg.jp/ex/stat/daitoshi/h23/data/h142200.xls

「旅行者のデータ」といっても、どんな点に目を向ければよいかすぐに思いつかないこともあります。その場合、このような外部(特にお役所のデータ)を眺めてみることで、 データの切り口や課題の軸に多くのヒントを得ることができます。

「旅行」と一口にいっても、「日帰りと1泊以上を分ける」、「国内と海外を分ける」、「目的ごとに分ける」などの発想を自分の目の付け所として参考にします。
後は自分の目の前のデータにもこのアイデアを応用してみると、仮説を立てるときの切り口になり得ます。例えば次のような仮説が出てくるかもしれません。

・ここ1年で、国内旅行者が減り海外旅行者が増えてきたのではないか
・景気の回復度合いにより、観光旅行と業務出張の間に相関があるのではないか

このように、データ分析は「分析手法を知っている」だけでは十分とは言えません。
データ分析の経験がある人は、みな無意識にやっていることなのですが、それを可視化
したり体系化したりできていません。
このような目の付け所があることを意識しながら自分で経験を積んでいくと、きっと早く上達することでしょう。

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