「データ分析」×「ロジカルシンキング」基礎演習・講座
~実務課題とデータ分析をつなげる思考法~



 



7月28日に翔泳社主催の1日セミナーに登壇します。



 



毎回満席のこのセミナーもこれで3回目です。



 



データ分析を仕事で使おうとすると、多くの人はその「手法」を学ぼうとします。



もちろん基礎的な手法を知ることは重要なのですが、それを目の前の課題と結び付けるための



考え方や、分析のための仮説の作り方ってどうやるんですか?という質問が必ず来ます。



 



このセミナーはそんな「これを知らなきゃ仕事で使えないでしょ?」に応える内容です。



https://event.shoeisha.jp/bizgenews/20150728/



他のデータ分析セミナーや研修とは違い、”仕事で使うためのポイント”をコンサルや専門家とは違った実務家視点でお伝えします。他では受けられません!



 



是非ご参加ください。



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6月26日発売の『ビジネス書完全ガイド』晋遊舎)に取材された内容が出ています。
「教養が身に付く本(プロ太鼓判)」の1限目(統計)で僕が推薦した5冊が登場です。



BEST BUYとして、自著「それ、根拠あるの?と言わせない・・・」を紹介していますが、その他推薦した4冊は以下の通りです:
・信じてはいけない「統計的に正しい」こと
・統計学がわかる...
・はじめての統計学
・知識ゼロからのビジネス統計学入門



初心者向けから定番までを紹介しました。



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CIMG5584『日経情報ストラテジー8月号』、「間違いだらけのデータ分析」第17回の今回は、これまであまり触れてこなかった”検定”について。



 



なぜ触れてこなかったかというと、連載の中でも触れましたが、実務で日常的に使うことに馴染まないからです。



 



ただ、専門的、統計的な視点では、知識として知っておいて損はないと思い、そのエッセンスを紹介しました。



データ分析で使うデータは”全て”を表しているわけではなく、あくまで”サンプル”ですので、そのサンプルからその外も含めた全体の傾向を確かめるという発想です。



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遂に次回、この連載も最終回となります。もちろん、新連載も準備中です。



どうぞこちらもお楽しみに!



7月13日(月)に、京都商工会議所主催の「京商ビジネススクール」にて、仕事ですぐつかえる!実務データ分析の1日セミナーに登壇します。



 



http://www.kyo.or.jp/jinzai/seminar/theme/sm_100758.html



 



他では受けられない、「使える」セミナーを関西地区にて体感頂ける絶好の機会です。



コンサルタントや学者と違い、日産自動車本社で社内改革に携わってきた実務家による、仕事のためのデータ分析です。



 



是非この機会に受講頂き、企業内研修の候補としてご検討頂ければと思います。



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「データ分析に使うデータは少ないより多いほうが良い」



分析の精度や偏りを避ける意味で、一般的に正しいと思います。



でも多くの人が見逃している致命的な落とし穴もあります。



例えば手元にあるデータを全て使って次のような分析結果が得られたとしましょう。



 



(1)運動施設利用者全員にアンケートを取った結果、ランニングマシーン



  への評価が高かった。もっとスムーズに予約が取れて、待ち時間も短いと



  更に良いという意見が多数得られた。



(2)展示会来場者の年齢は60代が最も多く、満足度スコアも全体平均で



   92点と大変好評だった。



 



これを「結論」として、必要なアクションを取って良いでしょうか?



次のことを是非確認してみてください。



 「このデータはどの範囲で集められたものか」



 



(1)は「運動施設を利用した人だけ」から集めたデータの結果です。



既利用者の満足度を更に高めるのが主目的であれば有効な情報です。



でももし稼働率を上げるために、新規利用者を呼び込むことが目的であれば



これらのデータが示すものは、新規利用者の声を代弁はしていません。



(2)も同様に、60代のスコアは高いかもしれませんが、メインターゲット



が40代だとすれば、この偏りを無視することで間違ったアクションを



取ることになります。



 



ポイントカード利用者のデータだけを使いながら、新規顧客を増やす手段



を考えようという場合も同じく注意が必要です。データの入手可否という課題



はありますが、まずは自分が見ている範囲と目的をよく照らし合わせること



から始めましょう。あまり意識されていないことが多いようですので。


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