データ分析はロジカルシンキングの上ではじめて成立します



 



データ分析を業務で活かす



 



多くの方のゴールです。でも何度も繰り返しになりますが、分析手法やツール、理論はあくまで方法論であって、これを積み上げた先に業務での活用や課題解決ができるわけではありません。



多くの地方自治体、民間企業のデータによる業務活用、成果との結びつきを現場レベル、個人のスキルレベルで見ればみるほど、ロジカルシンキング(論理思考)とデータ分析活用が切っても切り離せない現実を痛感します。



これらのプログラムを提供し続け4年が経ち、自分の中で「データ分析」と「ロジカルシンキング」と「仮説構築」が全て具体的な形でフィットしてきた感じを持つようになりました。



これら3つ全ての繋がりが俯瞰して捉えているため、受講者が答えを出すためにどこに問題があるのか、どこを強化すれば良いのかがはっきりと見えるようになりました。



現在では、データ分析活用と併せて、同じ企業で「ロジカルシンキング」の研修やワークショップをご依頼されるケースが増えてきました。



 



現在、社会人大学院生を対象としたビジネススクール、多摩大大学院の客員教授として『クリティカルシンキング』の教鞭を取っています。ここでも各種ビジネス、課題解決に必要な論理思考が必要とされていることを毎回強く感じています。



 



目的や期間、対象者によって、様々なプログラムのアレンジが可能です。



ご興味がある方は、一度ご相談ください。



学問ではない、実践的なプログラムを持っております。



 





 



連載第3回:「データ分析」と「データ整理」の違い



 



One Marketingメディアでの「データ分析活用」連載、第3回目の記事が掲載されました。



マーケティングへの応用というベースの中で、いつもセミナーや研修でお伝えしている大事なポイントを記載しています。



 



具体的には、



 ・仮説を立てることと、データを見ることはどちらが先に来るべきか



 ・「データを分析すること」と「データを整理」することの区別ができているか



 



といった本質的な内容について紹介しています。



 



これに加え、「課題解決」に必要なプロセスについても言及しており、ビジネス応用に必要な考え方と、よくある失敗例についても分かるような内容にしています。



 



決して長い内容ではありませんので、是非お気軽にご覧ください。





http://www.onemarketing.jp/lab/btob-marketing/data-analysis_175



これまでありそうでなかったプログラムを作りました



 



「自治体職員が行政業務でデータを扱う」となると、本質は民間企業でデータ分析活用の際に必要となる内容と同じなのですが、全く同じ事例や演習をすると、100%ぴったり感は得られません。



 



私自身、ずっと悩み続けていた点の一つではありますが、これまでも数多くの地方自治体をサポートさせて頂いてきました。



その中で、本当に必要なポイントだけに絞り、且つ自業務にできるだけ即したワークショップを取り入れたプログラムを十分しっくりくる感じで完成させることができました。



 



例えば、地元の2地域の賃料の特徴をデータから説明する、といった演習がこちら:





 



 



 



 



 



 



また、自分の業務に関連するデータを事前に集め、2つのデータを比較評価して結論を導くワークショップがこちら:





 



 



 



 



 



 



横浜市役所経済局などでは、このワークショップを複数回(3週間ごと)に行い、フィードバックを受けた上でブラッシュアップしてスキルを磨く、という取り組みを行っています。



 



毎週”出来”がどのように良くなっていくのかを、他人の作品も見ながら実践的に学ぶことができます。



今年は、この後も佐賀県庁や、大阪の高槻市などでデータ(分析)活用の人材育成プログラムを展開します。



 



同じことは民間企業でも実施可能ですので、ご興味がある方は是非コンタクトください。



プログラム構成を分かりやすく作りました



 



私が現在企業や自治体向けにご提供している、育成プログラムのコンテンツを、分かりやすく体系的に整理しました。





 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



データ分析研修プログラムの場合、原則上記「講義・演習」に記載されている全ての内容が含まれています。ただし、クライアントの要望や課題認識、受講時のレベルに応じて、それぞれの箱への比重を毎回アレンジしています。



 



特に、2段目の「目的・課題設定と仮説の考え方・作り方」は、それのみで一日プログラムをご提供するケースも少なくありません。それだけ多くの企業が重要であるものの、まだまだ不足しているスキルだと考えているのでしょう。



 



また、最近(特にこの1年)の特徴として、一つのクライアントにおいて、これらの内容を年5~6回に分けて実施するケースが増えました。研修実施から、実際の受講者の業務課題やデータを使いながら、習ったことに沿って、具体的なアウトプットを出すことまでをワークショップ形式にて行います。



大手企業ほどその傾向が強まっていると感じています。



 



もちろん、いずれも最初は単発の研修からスタートするのですが、私も独立後4年経ち、研修を実施させて頂いたクライアントの多くがその価値と成果を実感頂くことができました。これらの企業や自治体が、本腰を入れてスキル育成に邁進する際に、何度もリピートでご依頼頂き、都度プログラムが進化、発展してきています。



 



私も、1日限りの研修でも十分その価値を感じて頂けると確信している一方、より「成果」に早く、効率的に多くの受講者が近づくために、このような体系的なプログラムによるスキル育成は、より効果的だと考えています。



 



2018年度、既にかなりのご依頼を頂いており、スケジュール的にはある程度制約がありますが、いずれも他では提供されない(できない)内容ばかりです。ご興味がある方、企業、自治体の皆様、是非一度ご相談ください。ご要望に沿う形でのカスタマイズを行い、ご提供させて頂きます。



あなたは自分の思考を客観視できていますか?



 



データ分析を仕事で使うにしても、データを使わずとも仕事や日常生活で課題解決をするにしても、必ずそのベースとなるのは論理的思考(ロジカルシンキング)です。



 



ロジカルシンキングが必要だ、と分かっていても、一体どうやってロジカルに考えればよいのかや、そもそもロジカルであるとはどういうことなのかをしっかりと考えることは少ないはずです。



 



研修や授業の中で、「ロジカルだなぁ」と感じる人とそうでない人の違いは一体何なのだろう、と考えたときに、私なりにそれを簡単にまとめたものが整理できました。



こちらです。





 



 



 



 



 



 



 



 



 



この図にあるように、普通は人は頭の手綱を意識的に締めていないと、まずは感情で反応します。



「好き」「嫌い」「気に入る」「気に入らない」



といったものです。それで善悪を決めたり、やる/やらないを決めているはずです。



今夜のおかずを決めるのであれば、これで問題ないのですが、業務で大事な意思決定をするとなると、これでは大きな過ちをおかすリスクが高いです。



 



そのために必要なことは、決して「感情での判断や反応をなくす」ことではありません。



そもそもそんなこと多分できないと思います。



 



その代わりに、上図のような自分の意識の構造を客観視しつつ、感情や感覚の内側にある、論理的思考の領域に入ってくことです。



中に入っていくためには、全体(特に外側の自分の感情部分)が自分で把握できていないといけません。



 



その区別無しに、両者がごちゃまぜになったまま、何かを考えたり決めようとすると、”筋が通っていない”結論が導かれてしまうことでしょう。



 



最近では、データ分析利活用と併せて、別途「ロジカルシンキング」の研修や講演のご依頼が増えてきました。



 



やはり、本質や考える下地というのは大事だという事実に気づかれている企業や組織がたくさんある、ということなのでしょう。


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