あけまして おめでとうございます。



 



昨年は無事に法人化も果たし、下記2冊の出版も実現することができました。



それちょっと、数字で説明してくれる?と言われて困らない できる人のデータ・統計術



http://www.amazon.co.jp/dp/4797383003



日産で学んだ 世界で活躍するためのデータ分析の教科書



http://www.amazon.co.jp/dp/4822271757



 



今年2016年は、プログラムの内容を一層充実すると共に、より多くの人材育成に携わっていけたらと考えています。



具体的には、次の3つを多くな柱として貢献させて頂きます:



(1)実務データ分析:データ分析のやり方だけでなく、データの活かし方をお伝えします



 



(2)課題解決・ロジカルシンキング:論理構築(コミュニケーション)、チーム合意形成(ファシリテーション)、課題解決の3つの軸で超実践的な内容を展開します



 



(3)損益シミュレーション:これまでありそうでなかった、新規事業計画などに使えるExcelを用いた損益そしてリスクのシミュレーションの基礎を教えます



 



本年もどうぞご期待下さい。またどうぞよろしくお願い致します。



 



データ&ストーリー合同会社



代表 柏木吉基



 



 



6月26日発売の『ビジネス書完全ガイド』晋遊舎)に取材された内容が出ています。
「教養が身に付く本(プロ太鼓判)」の1限目(統計)で僕が推薦した5冊が登場です。



BEST BUYとして、自著「それ、根拠あるの?と言わせない・・・」を紹介していますが、その他推薦した4冊は以下の通りです:
・信じてはいけない「統計的に正しい」こと
・統計学がわかる...
・はじめての統計学
・知識ゼロからのビジネス統計学入門



初心者向けから定番までを紹介しました。



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翔泳社『Biz/Zine』でのオンライン連載を始めました。



データ分析する前の”考え方”、”頭の使い方”にフォーカスした内容です。



その第一回目は『データがあるのに「分析」ができないのはなぜか?』です。
5月14日のセミナーも紹介されています。是非ご覧ください!



 



記事はこちらからご覧ください。(ここをクリック下さい)



 



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上図は、データをビジネスに活用するための5つの要素を層別に示したものです。



 



下にあるほどベースとして必要なものになり、最下層は組織内の課題意識です。出発点として、以下2つのいずれかが備わっているかが、組織内にデータ活用を定着させる実現性を左右します。データを活用しようとする組織全体のエネルギーや目的となるからです。




  • 実務現場で「このままではマズイ」という課題意識、もしくは現状に対する不満、もしくは今すぐにでも解決しなければいけない切羽詰まった問題、などがある

  • 組織トップに強い危機感があり、自分が旗振りとなり活動を邁進するというイニシアティブがある



 



その上には、データ分析を行うために必要となる、課題解決や問題定義のための「考え方」や「プロセス」があります。



データをどう見るか、どう分解するか、どう課題とデータを繋げるかなどのスキルはデータを活用するためには必須です。コンピューターでいうところのOSに該当します。



にもかかわらずここをないがしろにしていきなりその上の層(アプリケーションに該当)だけにフォーカスするケースも多々あります。これではOSがないPCにアプリケーションソフトだけをインストールするようなものです。もちろん動きません・・・・



 



私の研修では「実務で使う」という明確なゴールがあるため、この部分を非常に重視します。そこは、多くの分析本、統計本、データ分析研修などと大きく異なる点です。



その上には、原則Excelなどを使って日常的に実施できる分析の基本的なツールを使いこなすためのスキルや知識の層があり、これも僕の研修やサポートのメインパートです。



「すぐに答えが出せる」がミソです。なぜなら、1時間後、今週中といったスピードの中で実務を回している一般実務家にとっては、結果が出るのに2週間かかる分析をすることは非現実的であり、結果として「使えない」からです。



すぐに目の前のデータで試して、ダメなら隣のデータでもやってみて・・・というトライアンドエラーが短時間で手軽にできる、という環境は「実務でデータを使い続ける」ための必須条件です。



その上の層は、ある程度以上の専門的な目的や課題に対しては有効であるものの、広く一般実務にとっては、次元の違うものとして分けて考えることも必要です。もちろんITシステムについては、その適用範囲や目的によって、日常実務に大きく寄与するケースがあると思います。それでもOS部分がきちんとあって成り立つことに変わりはありません。



これらの層全てが成り立っていない。または下層が成立していないのに、途中の層だけから揃えようとしている、などがデータを活用できない要因として考えられます。



最下層の部分は、組織的な問題として簡単に変えることは難しいと思いますが、2~3層目は、研修や実務サポートとして着手し易く、また広く、早く実務に定着させることができます。このように着実に下の層からしっかり固めていくことが着実な組織定着につながります。



この全体像を捉えながら、一時的でないサポート、研修をご提供します。



是非ご相談下さい。



商品軸、顧客セグメント軸、地域軸など、データはある軸を決めて分解することで



初めて深掘りを開始することができます。



「どの軸が良いのか」はケースによりますが、実務でうまく成果を出すためには、



考えておくべき点があります。



今回はその一つ目『目的へのインパクトを考える』です。



 



理論的には仮説としていくつもの軸が思いつくかもしれません。



 



例えば、地域軸で売上データを分解して、地域ごとのバラつきが分かったとしても、



そのビジネスがネット販売であれば(地域に左右されないので)どうでしょう。



論文としては良いかもしれませんが、実務への活用という点からは”使えない“情報に



なってしまいます。



 



「その軸は目的に影響(違い)を与える要素か?」という視点が必要といったことは、



いわゆるデータ分析本には書いていないと思います。



 



でも目的を意識しながら分析の範囲を絞っていかないと、非効率だけでなく絵に



描いた餅にしかなりません。 分析の早い段階で押さえておきたいところですね。


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