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ゴールを見据えたデータ集め



せっかくやり方を覚えたデータ分析の威力を、職場で十分に発揮するにはどうすれば良いのでしょうか。



「Garbage-in, Garbage-out」という言葉があります。
「ゴミのようなデータを使えば、どんなに分析手法が素晴らしくても、ごみのような結果しか得られない」といった意味です。



では、「ゴミではないデータ」とは何でしょうか。一般論で言えば、そのデータは仕事のゴールにどの位のインパクトを持つものなのか、を考えてみると分かります。



自分の職場だけで何となくモニターし自己最適だけに留まっている分析結果と、関係者がみなその分析結果がどのように自分達の最終ゴールに影響するものなのか把握できている場合とでは、成果が全く異なります。にも関わらず、前者のケースも少なくありません。



「このデータは何のため?」「これを知ると何ができる?」という問いに明確な回答ができるか否か、が確認する術の一つではないでしょうか。



先日、正式に多摩大大学院のビジネススクール客員教授への任命を頂きました。



自分の目指すところでもあったので、そのタイミングの早さに驚きながらも、全力で素晴らしい授業にしたいと考えています。身の引き締まる思いです。



 



具体的には9月から「クリティカルシンキング」を担当します。この授業は本ビジネススクールでは新規なので、内容も全て私が決めてよいことになっています。



理論的なこともやりますが、いかに仕事の現場で使えるか、考えられるかにフォーカスを当てたいと思います。



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もちろん、引き続き私のメインは企業や自治体などの研修や実務サポートですが、大学での授業と相乗効果がお互いに得られるよう工夫したいですね。



2月7日、都内で行われたSMBC主催のビジネスセミナー(データ分析セミナー)に登壇しました。



半日だけでしたので、実務で使うデータ分析のエッセンスを駆け足で纏めてお伝えしました。大変高い評価を参加者から頂きました。



いずれも、「もっと深く知る機会が欲しい」という要望が多かったことがうれしかったですね。2時間半だけで話すと、きっとそう感じるだろうなと思いながらやったので、本当にそれが伝わったのだと思います。



 



「もっと知りたい」「やってみたい」といった感情が出てくることが、”使えるようになる”ことの近道だと思います。その意味でも大成功でした。



今回は、特に多くの人が悩む「どうやって課題と分析を結び付けるのか」「仮説はどう作ればよいのか」という、データ分析に繋げるための考え方を深くやりました。



それが本当にヒットした感じです。これからもこの部分を重点としたプログラムも提供していきたいと思います。



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本日発売の『日経情報ストラテジー3月号
「間違いだらけのデータ分析」連載第12回は、単純な相関分析を柔軟に応用して、小売店での組み合わせ販売や、旅館での満足度対策などいくつかの応用事例を紹介しました。(3/24セミナーの案内も出ています)

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連載開始から1年経ちます。企業クライアント様にも購読頂いている方にお会いすることがあり、嬉しく感じています。
あと半年ほどで現連載を終了し、新連載開始の予定です。


引き続きよろしくお願いします!




現在サポートさせて頂いている、三越伊勢丹様柳執行役員様との対談をコラムに掲載致しました。



是非ご覧ください。




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