株式会社関電L&A社

関西電力グループのメンバーである株式会社関電L&A社様向けに「幹部候補育成プログラム」を4か月にわたり提供させて頂きました。今後の競争に向け、実際に自社が抱える具体的な課題解決や戦略立案などを通して、論理構築、グループによる合意形成スキルなどを習得頂きました。
小谷常務取締役(以下小谷常務)との対談の中で、同社の取り組みや課題、目指すところなどについてお伺いしました。


(1)関電L&A様の現在およびこれからの取組みについて

柏木 現在および今後、力を入れていく取組(または、現在見ている課題)について教えてください。

株式会社関電L&A社小谷常務(以下、小谷様) 私ども関電L&Aは文字通り関西電力のグループ会社です。主な事業は自動車整備、車両・機器リース、保険代理店、電力資機材販売代理店です。売上の過半を関電とグループ企業から得ています。これまでは何事につけ堅実さが売り物の会社でした。しかしながら昨今の電気事業を取り巻く経営環境の激変を受け、収支構造、経営体質の根本的な変革が迫られています。
 収支構造の変革というとまず最初に手を付けられるのが一般的にはコストの見直しということになります。しかし当社の場合「モノ」を作る原価がほとんどありません。顧客からの発注量が極端に減少しているわけでもなく、人員、設備の縮小も難しい状態です。コスト削減の努力はこれまでもおろそかにしてきませんでしたし、これからも続けてゆきます。しかし今の最大の経営課題といわれれば顧客の脱グループ化ということになります。

柏木 その実現(または解決)に向けての課題は何とお考えでしょうか?(特に人材という側から)

小谷様 当社のこれまで培ってきた技術・リソースを活かして、消耗的な競争を避けることができる分野の開拓を主眼に置いています。これを遂行するための課題は「人材」です。役員、社員全員の力量向上と意識改革、これに尽きるというのが私の思いです。

(2)個人のスキルと企業の力について

株式会社関電L&A社

柏木 従業員の方々には、どのようなスキルを身に着けると、組織としてより付加価値の高いパフォーマンスを今以上に出せるようになると思われますか?

小谷様 私どもの会社には多岐の事業分野があり、一般担当者の方の必要なスキルを一言で表現するのは難しいのです。日常の仕事を処理していくうえで必要な業務知識を身に着けていただくことがまず基本で、そのうえで更に仕事の幅を広げるための研鑽、資格取得に取り組んでいただきたいと思っています。保険部で自動車保険担当の人(女性)がFP(ファイナンシャルプランナー)に挑戦し、合格してくれました。大変嬉しく思いました。正確な業務処理と幅広い知識はお客様からの信頼を得る基本です。

柏木 上記スキルを身に着けるためにネックとなっている要因はありますか?また、どのようなアプローチは有効だと考えますか?

小谷様 担当の方が自身の能力向上に前向きになってくれるかどうか。そのキーは管理者が部下に対して動機づけを与える能力だと思っています。柏木先生に今回の研修をお願いするにあたって、課長職に期待するものは何かをその上位職にアンケートしました。結果出てきたキーワードが「リーダーシップ」「コミュニケーション力」「戦略性」でした。この言葉にどのような意味を付与するかはそれぞれでしょう。今日のような先の見えない状況下で部下指導に必要な能力・スキルを考え、抽出されたのがこの3つの言葉と理解しています。管理職、課長職の方の積極的な働きかけが社員全体の意識改革の発火点と考えています。

株式会社関電L&A社

(3)従業員のスキル向上について

柏木 今回のプログラムへどのような期待がありましたか?またどのような感想をお持ちになられましたか?

株式会社関電L&A社
小谷様 上記の思いを込めて柏木先生に研修をお願いしました。私自身も可能な限り参加させていただきました。研修内容は想定以上にハードでした。参加者も相当しんどかったでしょう。でも何か手ごたえをつかんだような表情をした人が何人もいました。それぞれに何かの気づきがあったのではないかと期待しています。

ありがとうございました。今後ともご指導よろしくお願いします。

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