実務データ分析虎の巻Vol.32(分解と逆の発想)

データ分析は“分析”という言葉の通り、データを“分解”して要素を具体的に検証することが基本です。

 

ただ、分析の前の段階ではその逆の視点・発想が自分の視野を広げてくれることがあります。例えば、担当地域である関東の製品ABについてデータを集めて分析するとしましょう。

 

 関東地区―製品AおよびB

 

すぐに作業に移る前に、視点を一段上げてみましょう。関東地区の上位のカテゴリーは「国内市場」でしょうか。つまり、

 

 国内市場―関東地区―製品AおよびB

 

となりますね。

こうすると、「国内市場」には「関東地区」だけではない他の地域があることに意識が向きます。例えば関西や東北地区の製品ABのデータ・情報も含めて分析するほうが深い分析ができるかもしれません。

 

また「国内市場」の並列を考えてみると「他業界の市場」があることに目が向くかもしれません。すると、自社が直接属す市場だけでなく、顧客を取り合うことになる他業界との比較により、示唆が得られるかも、という発想に至ります(電力自由化などはこの好事例ですね)。

 

データをどう集めるのか、課題や仮説をどの範囲で立てるのか、といった質問をよく受けます。

 

視野を広げる発想の一つとして参考にしてみてください。

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