「それ知ってどうするの?」で見直してみる

いつも見ているグラフや表など、データを使ったアウトプットや指標はたくさんあると思います。是非再度その一つ一つをご覧頂きたいと思います。

そして、それぞれに対して「それ知ってどうするの?」と自分に問いかけてみてください。

 

すぐに「次のアクション」「効果(ベネフィット)」「目的」などが“具体的に”出てくるでしょうか?

 

実はこれをやると”出てこない”ケースの方が多いのではないでしょうか?

それは「そのデータ(や作業)は不要」を意味している可能性が高いです。

実のある情報とするためには、更なる掘り下げが必要なのかもしれません。

 

例えば「製品ごとの売上実績」「お客様満足度スコア」など

「なぜなぜ分析」のように、「それ知ってどうするの?」を連続で問いかけて本質的なゴールにたどり着くかどうか。

これだけで必要なものと不要なもの(十分でないもの)が判別つきます。

 

以前から続けているデータ(指標)管理やアップデートなどを繰り返していると簡単に陥ってしまう問題です。

 

是非試してみてください。


分析者のスキルは上がったが・・・受け取る人のスキルは大丈夫でしょうか・・・

東洋経済によるオンデマンド講座『経営課題の解決へ「意思決定」を導く! リーダーのためのデータリテラシー講座』が新規開講しました。

分析者自身のスキルではなく、分析結果を見極める側の力量(スキル・リテラシー)を12のチェック項目に合わせてご自分のペースで受講頂けます。

他にはない、実践的なリーダー向けプログラムです。

リーダーのためのデータリテラシー講座|東洋経済の研修講座 (toyokeizai.net)

講座の3つのポイントはこちらです:

①リーダーとして自社のデータ活用を推進するための基礎的知見が欲しい

②分析のプロセスを理解し、目的に沿った判断をしたい

③分析の結果を具体的戦略へ導きたい

いかがでしょう。いずれも心当たりがありませんでしょうか。
これまで分析者自身のスキルを向上させるプログラムは数多ありましたが、受け取る側のスキル向上についてはあまり注目されてきませんでした。

組織として、チームとしてデータ活用競争力を上げるためには、”受け取る側”のリテラシーも重要なことは言うまでもありません。

期間限定での公開オンデマンド講座です。皆様の受講をお待ちしております。


新型コロナ感染拡大をデータで効果的に示す

研修プログラムの中で、「データにある情報の見方、尺度」をお伝えしています。

そこでお伝えする尺度の中で、「バラつき」と「推移」を組み合わせ、日本国内の新型コロナウイルス感染の拡大の様子を示してみました。

これはヒストグラムと呼ばれる「データのバラつき」を可視化したグラフです。
読み方として、例えば横軸の「0-10」というのは、県内10万人中、陽性者が0人以上10人未満という”範囲”を意味します。
その”範囲”に収まる都道府県の数が某の高さに現れています(縦軸ですね)。

直近5週間分の推移を5つのヒストグラムで示しています。

段々と山が右側にスライドしていることが分かりますよね。つまり、人口当たりの陽性者数が多い県の数が増えてきていることを物語っています。

つまり、地理的な感染拡大ですね。

ここでは、難しい統計や分析知識は必要ありません。
言いたいメッセージ(目的)をはっきりさせ、それに合った見方を選べるスキルがあれば良いのです。

皆さんも、このようなスキルを磨いてみませんか?これからの必須スキルの一つなのは間違いありませんよ。


データ分析で成果を出すための下地(本質)をお伝えします

データサイエンス、統計学などの方法論だけでは突破できない!

という、本音・本質を徹底的に追及し、「では何をどうすべきなのか」を修得して頂くセミナーです。

リモートワークが進み、個人が一人で成果を出すことが求められます。
一方で、”主観”ではなく”客観的”な情報に基づいたロジカルな提案や意思決定は必須なことには変わりありません。

物理的な移動や接触が制限される中で、「自分が知っていること」「自分が持っている情報」以外の情報を目的に沿って集め、そこから示唆を得られるか否かが勝負の分かれ目です。
その”勝負”を付けるのは、統計知識でもDXでもビッグデータやデータサイエンスではありません。

・あなたはデータで何を知りたいのですか?
・その知りたいことは、どんなデータで示すことができますか?

この2つに適切に答えを出せるか否かが勝負です。そのテクニックと考え方を身に付けて、オンライン時代におけるデータ活用競争力を確固たるものにしましょう。

詳細とお申込みは以下のリンクを参照下さい。リアルタイムでの双方向セミナーです。
当日お会いできることを楽しみにしております。

https://event.shoeisha.jp/bza/data-online/


研修のゴールとその価値をマトリックスにしてみると

クライアント企業をサポートし続けて早7年。
単に知識をお伝えして「あと、頑張ってね」という研修が世の中多い中、それだけでは私としても、また受講者の目指すゴールとしてもまだまだ物足りないと感じています。

何をゴールとしているのか

この点を具体的に明確にすることから始めると見えてくるものがあります。それをこちらに整理してみました。

言うまでもなく、私がプログラム実施を通じて目指しているのは、図中のAまたはBの領域です。
これは、例えばコミュニケーションやマナー研修など、新人を対象として基本知識の習得を目的とした研修自体を否定しているわけではありません。
それはその目的で有りなのだと思います。ただ、それを実施したことによって、受講者による成果の質、そして業務成果にプラスのインパクトがあると考えるのは無理があるでしょう。

その「業務成果にインパクトを与える」という最終ゴールと、研修のゴールとの距離感を認識しておく必要があります。

となると、企業研修のゴールとして良く言われる「行動変容」というものも、まだまだ最終ゴールとの距離はあることが分かります。

この距離をできるだけ小さくしつつ、どのような受講者にも腹落ちして頂く内容が価値が高いと言えるのではないでしょうか。

私が目指すところもここにあります。

2021年度もスタートしました。コロナの中で不自由はあるものの、できることを最大限実施させて頂きます。

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