ウイングアーク社のオンライン連載『あなたの組織がデータをいかせていないワケ』



の第3回が掲載されました。



https://data.wingarc.com/how-to-utilize-data03-6370



 



今回のテーマはズバリ!



「結論の良し悪しは「使うデータや分析手法でなく」アレで決まる!」



です。



 



データ分析や課題解決ができない、というとほとんどここができていません。



それは「課題をどういう切り口で分解するか」なのです。



 



それくらい本質的で重要なポイントであるため、横浜国大の私の授業では、このポイントだけに1クラス丸々費やして、学生のそのスキルを教えています。



短い記事ですので是非ご覧ください。



 



また、私のプログラムでもこの点をしっかり伝えていますので、課題解決力、データ分析スキルを実践的に上げたいという方は是非ご相談ください。



データの時間



 



 



 



 



日経情報ストラテジー7月号の連載「あまのじゃくなロジカルシンキング」。



 



今回のテーマは、みんなが悩む、



ロジックツリーは一体どこまで掘り下げればよいのか、



について。



 



課題や要因を掘り下げるときに、ロジックツリーと呼ばれるものを用いて、構造化します。



理屈ではわかるのですが、一体どこまで掘り下げればよいのか、という現実的な処方箋として実践的な方法論を紹介しています。



 



これはどこにも書いておらず、でも実践してみると誰もが実際に悩む大きなポイントなのです。



提案を作る、課題解決をする、データ分析をする、いずれにおいてもとても大切なポイントです。是非ご覧ください。



7/28実施の「課題立案実践講座」の案内も大きく掲載頂いております。



 



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研修そのものに加え、「データを業務に活用できるチームにしたい」という具体的なご相談も増えています。



 



「データを活用する」



確かにそうなのですが、本当に活用したい場合、考える順番を真逆にすることが必要です。



つまり、



 



「データを活用する」のではなく、「活用できるデータは何か」



 



から考えるのです。とりあえず無目的に色々集めたデータをどう活用するかは、「目の前のデータありき」の発想です。その中には本当に重要なものも、実際には全く活用されていないものも含まれています。



 



その中だけで考えるのではなく、本当にアクションにつながる指標(データ)は何かを考えることから始めることをアドバイスします。



 



例えば「売上データを活用したい」という場合、売上実績だけをいくらこねくり回しても、アクションにつながりません。



 



売上と関連する要素として、例えば「製品」「営業プロセス」「お客様」などのカテゴリーが思いつくでしょう。ではそれぞれのカテゴリーをどのように分解・指標化できるのか、それらの中で売上向上のアクションにつながるのは何か、などを一緒に議論していきます。



 



すると、必然と「活用すべきデータは何か、どう活用すれば良いか」が見えてき



ます。



データ分析は“分析”という言葉の通り、データを“分解”して要素を具体的に検証することが基本です。



 



ただ、分析の前の段階ではその逆の視点・発想が自分の視野を広げてくれることがあります。例えば、担当地域である関東の製品ABについてデータを集めて分析するとしましょう。



 



 関東地区―製品AおよびB



 



すぐに作業に移る前に、視点を一段上げてみましょう。関東地区の上位のカテゴリーは「国内市場」でしょうか。つまり、



 



 国内市場―関東地区―製品AおよびB



 



となりますね。



こうすると、「国内市場」には「関東地区」だけではない他の地域があることに意識が向きます。例えば関西や東北地区の製品ABのデータ・情報も含めて分析するほうが深い分析ができるかもしれません。



 



また「国内市場」の並列を考えてみると「他業界の市場」があることに目が向くかもしれません。すると、自社が直接属す市場だけでなく、顧客を取り合うことになる他業界との比較により、示唆が得られるかも、という発想に至ります(電力自由化などはこの好事例ですね)。



 



データをどう集めるのか、課題や仮説をどの範囲で立てるのか、といった質問をよく受けます。



 



視野を広げる発想の一つとして参考にしてみてください。



「あまのじゃくなロジカルシンキング」第8回は、みな直ぐに方策に走り過ぎですよ、という点を、よく目にする地方創生の例を使って解説しました。



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課題をデータで特定したらすぐに方策案の検討。一見良さそうなのですが、要因までしっかり深掘りしてから、その要因対策を練らないと、本質的な解決にはなりません。



 



実は3年連載を続けた本誌も、あと3号で休刊となりました。



その前に私の本やセミナーもたっぷりと宣伝頂きました。ありがとうございます!



 



思い入れも強いので、大変寂しいですが、この後は同じ日経BPの他のメディアにて連載等を続けたいと思います。



 



もちろん、いつも好評頂いている日経BP主催の各種セミナーは引き続き定期的に実施致しますので、引き続きよろしくお願い致します。


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