4回目となります、日経BP主催の『課題解決のためのデータ分析入門』を6月1日(月)に開催します。
Excelだけですぐにできる基本分析を組み合わせて、一日の中で一つの実務課題をあの手この手で解決し、最後にはストーリー仕立ての答えを作り上げるセミナーです。
過去全て満席の大好評セミナーですので、是非ご参加検討下さい。
日経BPだけのプレミアムコンテンツです!
http://coin.nikkeibp.co.jp/coin/itpro-s/seminar/nis/150601/
4回目となります、日経BP主催の『課題解決のためのデータ分析入門』を6月1日(月)に開催します。
Excelだけですぐにできる基本分析を組み合わせて、一日の中で一つの実務課題をあの手この手で解決し、最後にはストーリー仕立ての答えを作り上げるセミナーです。
過去全て満席の大好評セミナーですので、是非ご参加検討下さい。
日経BPだけのプレミアムコンテンツです!
http://coin.nikkeibp.co.jp/coin/itpro-s/seminar/nis/150601/
データをそのまま使うのではなく、何かの”軸“で分解することで深掘り
ができます。その際、理論的な”軸“を考えるだけでなく、実践的な視点が
必要です。今回はその二つ目『対策のイメージは浮かぶか』について。
実務家のデータ分析のゴールの一つは、
「具体的な対策(アクション)が取れる」 ことです。
例えば、”天候“という軸で売上実績を分解し何か分かったとしても、
天候はコントロールできないため、効果的な打ち手に繋がりません。
これでは、実務的な観点からは”使えない“分析結果となってしまいます。
逆に、“年齢”軸で売上実績を分解した場合、その結果から“30代”への
売上に問題ありと分かれば、その年代向けの対策を具体的に想定できます。
この視点を分析の早い段階で持てば、分析の優先度がはっきりします。
上図は、データをビジネスに活用するための5つの要素を層別に示したものです。
下にあるほどベースとして必要なものになり、最下層は組織内の課題意識です。出発点として、以下2つのいずれかが備わっているかが、組織内にデータ活用を定着させる実現性を左右します。データを活用しようとする組織全体のエネルギーや目的となるからです。
その上には、データ分析を行うために必要となる、課題解決や問題定義のための「考え方」や「プロセス」があります。
データをどう見るか、どう分解するか、どう課題とデータを繋げるかなどのスキルはデータを活用するためには必須です。コンピューターでいうところのOSに該当します。
にもかかわらずここをないがしろにしていきなりその上の層(アプリケーションに該当)だけにフォーカスするケースも多々あります。これではOSがないPCにアプリケーションソフトだけをインストールするようなものです。もちろん動きません・・・・。
私の研修では「実務で使う」という明確なゴールがあるため、この部分を非常に重視します。そこは、多くの分析本、統計本、データ分析研修などと大きく異なる点です。
その上には、原則Excelなどを使って日常的に実施できる分析の基本的なツールを使いこなすためのスキルや知識の層があり、これも僕の研修やサポートのメインパートです。
「すぐに答えが出せる」がミソです。なぜなら、1時間後、今週中といったスピードの中で実務を回している一般実務家にとっては、結果が出るのに2週間かかる分析をすることは非現実的であり、結果として「使えない」からです。
すぐに目の前のデータで試して、ダメなら隣のデータでもやってみて・・・というトライアンドエラーが短時間で手軽にできる、という環境は「実務でデータを使い続ける」ための必須条件です。
その上の層は、ある程度以上の専門的な目的や課題に対しては有効であるものの、広く一般実務にとっては、次元の違うものとして分けて考えることも必要です。もちろんITシステムについては、その適用範囲や目的によって、日常実務に大きく寄与するケースがあると思います。それでもOS部分がきちんとあって成り立つことに変わりはありません。
これらの層全てが成り立っていない。または下層が成立していないのに、途中の層だけから揃えようとしている、などがデータを活用できない要因として考えられます。
最下層の部分は、組織的な問題として簡単に変えることは難しいと思いますが、2~3層目は、研修や実務サポートとして着手し易く、また広く、早く実務に定着させることができます。このように着実に下の層からしっかり固めていくことが着実な組織定着につながります。
この全体像を捉えながら、一時的でないサポート、研修をご提供します。
是非ご相談下さい。