徳島県美馬市にて来年2月11日(祝)にRESASフォーラムが開催されます



 



自治体をはじめ、地方の課題をローカルなデータから見つめ、解決するためのツールであるRESAS。



RESASは、『地域経済分析システム』のことで、内閣府が地方創生のサポートツールの一つとして強力に推し進めているものです。実はこの生みの親が、私のビジネススクール時代の一つ後輩なのです(今は別なことを担当していますが)。



 



これまでもRESASに関連するイベント等で講演をした実績がありますが、今回は四国徳島の自治体が主催するフォーラムでの登壇です。



実例も紹介され、その中での審査員も仰せつかっております。



四国、近畿地方の自治体や民間企業の方々、祝日の開催ですので、是非お越しください。



 





 



新潟はラーメン、横浜は「その他もろもろ」の外食傾向



新潟県燕市役所で、データ活用プロジェクトを進めています。



 



若手職員を中心に、多様な所属部署からメンバーが集まり、毎年テーマを決めて取り組んでいます。



 



今年のテーマは『市民の健康促進』。



色々なデータを集め、論理的にそれらを組み立てている過程やテクニックを、プロジェクトを通じて学んで頂き、行政の政策にも活かして頂くことがゴールです。



総務省のページから入手した、新潟市と横浜市(私が住んでいるところ)の外食対象を比較するだけでも、いろいろなことが分かります。



 



新潟県はラーメン店が多く、背油ラーメンなどギトギト系です。(横浜家系ラーメンも同様なのですが)



 



外食するとなると、新潟市民がラーメンを食べに行く比率は圧倒的に横浜市民を上回っています。



塩分や油の取り過ぎが懸念されます。



 



一方、横浜は「他の主食的外食」という、他のカテゴリーに当てはまらないものが最大比率を占めます。選択肢が多く、多様だということでしょうか。



一体これが何なのかは、未だに不明です。



 



いずれにせよ、健康に直結する要素の一つである「食の傾向」を、地域性から読み取ろうとする試みの一つです。



  ・どんなデータが必要なのか



  ・どんロジックの中で使えば有効なのか



  ・データをどのように加工・比較・分析するテクニックがあるのか



 



こういったことを実際の課題に対して当てはめてやってみます。



どんど実践力が付いてきます。



 



皆様の組織やチーム。自治体などで、このような取り組みはいかがでしょうか?



難しい統計理論や分析ツールよりも、データ活用スキルがまずは必要です。



それは楽しみながら、成果も出しながら進めることは可能なのです。



 



データ分析を活用した、新潟県燕市でのデータ活用プロジェクト事例をBizZineにて連載中です。



本日、その第3回目が掲載されました。



 



タイトルばキャッチ―なのですが、RESAS(地域経済分析システム)と呼ばれる



行政のオープンデータツールを用いた活用事例について、



どのように考え、



どのようにデータの威力を引き出したのか



を分かり易く紹介しています。



 



ビッグデータ、オープンデータなどなど、色々世の中で言われてはおりますが、



これらを活用するのに必要なのはツールでもアプリケーションでもシステムでもありません。



あくまで使う人の「課題解決スキル」や「論理思考」「仮説思考」など、



視野の広さと論理的な思考力によってその成果が大きく左右されます。



 



どのような要素が「データから情報を豊富に引き出す」結果につながるのか。



 



そのヒントになればと思って書きました。是非ご覧ください。



 



Bizzinehttp://bizzine.jp/article/detail/1944


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