マネージャに求められるデータリテラシー



 



現場の担当者、実際にデータを扱う人を対象とした研修やセミナーはたくさんあります。



私自身も、このような立場の人を多くサポートしています。



 



ところが、一旦彼らが一定のスキルを身に付け直面する壁が、「上司」なのです。



分析結果や提案などのアウトプットを提出する先にいる人にリテラシーがないとそこがボトルネックになり、チームや組織全体のパフォーマンスが上がりません。



 



さらに起こり得ることは次の2つです:



 



・メンバーのモチベーション低下



自分のアウトプットが正当に評価されず、自分の苦労が報われないために起こる現象です。



 



・メンバーによる情報操作



上司のチェック能力がないことがわかると、自分だけで全ての分析や準備を完結させるようになります。すると、「どのデータを使う」「評価基準をどうする」 「分析手法はどれを使う」など、その人の思うがままに作業が進められます。



意図的であってもなくても、結果をコントロールできてしまうわけです。



 



アウトプットを受け取る上司には、分析作業の細かいやり方や難しい統計理論は要らないかもしれません(あるに越したことはありませんが)。



 



一方で、数字や分析の”裏“を見抜き、落とし穴を事前に察知するセンスやスキルがあるかないかは、そのマネージャの能力や質を大きく左右します。



 



部下の能力向上と併せて必要なスキルはマネージャのリテラシーなのです。



連載「あまのじゃくなロジカルシンキング第7回」は帰納法を用いたロジックチェックについて。



今号は私の書籍「データ競争力を上げる上司、下げる上司」も大きく1ページ割いて紹介頂きました。



http://amzn.asia/7uyfbG0



 



また、私の記事とは別ですが、最近



「分析ツールが使われない、成果出さない、定着しない」



という声を多く耳にします。



今号にもそれについての内容がスペシャルレポートで出ていました。



その理由は私にはよく見えているので、そのような現場・課題解決を私がサポートしています(ツールを使えるようにしてあげる、とは別な方法でですが)。



是非ご覧下さい。



 



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