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BizZineでの連載第4回目は「プレゼン開始後10秒後に、あなたの「提案却下」が決まるワケ」。
「聞かれていることに答えていない」



これほど、時間と労力を無駄にしてしまうことはありません。
そのようにならないためにも、こんな点を知っておくべき、という内容を書きました。



私の「課題解決」や「ロジカルシンキング」、そして「実務データ分析」のセミナーや研修では
こういう内容もしっかり学べます。



「仕事に活かす」とは、こういうことだと思っています。是非ご覧下さい。Bizzine



日経情報ストラテジー7月号連載のコラム抜粋です。



 



かなり省略していますが僕の研修で大事にしているポイントだけ紹介します:



『「日本人と外国人のどちらがデータ分析が得意か?」という質問を受けることがある。(中略)



...





 データ分析には唯一の正解があると、漠然と考えている人もかなり多い。

実務の現場では「データを使って自分なりの正解を創り出す」ことが求められる。

ここでいう「正解」とは数学的な正確性ではなく、関係者が理解や納得し、物事が先に進むことを指す。(中略)

 日本人はよく言われるように、「どこかに存在する正解をいかに効率的に探し当てるか」という教育を受けてきているため、どうやったら正解にたどり着けるかを考える。

分析のやり方や正解のある問題の解き方には優れている。

一方で、正解があるのかどうかも分らない問いには、「正解探し」の発想が思考の壁になることがある。

例もなく、目まぐるしく環境が変化する現在のビジネスではどちらの状況に近く、どんな力量が必要になるのか。

 私が考える「データ分析が仕事で使える」とは、分析手法を使えることだけではなく、手法を目の前の漠然とした課題に結び付けられることを意味する。』

僕の企業研修はテクニックだけを教えるその他大多数のデータ分析研修とは圧倒的に違います。

どのように「課題」と「分析プロセス」を考えるかを知らないことには、目的の分析やグラフ作成に膨大な無駄な時間が費やされ、結局使える分析ができないからです。



データをそのまま使うのではなく、何かの”軸“で分解することで深掘り



ができます。その際、理論的な”軸“を考えるだけでなく、実践的な視点が



必要です。今回はその二つ目『対策のイメージは浮かぶか』について。



 



実務家のデータ分析のゴールの一つは、



「具体的な対策(アクション)が取れる」 ことです。



 



例えば、”天候“という軸で売上実績を分解し何か分かったとしても、



天候はコントロールできないため、効果的な打ち手に繋がりません。



これでは、実務的な観点からは”使えない“分析結果となってしまいます。



逆に、“年齢”軸で売上実績を分解した場合、その結果から“30代”への



売上に問題ありと分かれば、その年代向けの対策を具体的に想定できます。



この視点を分析の早い段階で持てば、分析の優先度がはっきりします。


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