「分析から何がわかりましたか?」と問われると、多くの人が次のような答えを出します。



 



 ・分析の結果、XXX店の月別実績はバラつきが大きいことがわかりました



 ・AAABBBの間の相関が強いことがわかりました



 



これらはそれぞれ正しく「分析結果」を説明しています。



 



しかし、分析結果は、ズバリ!途中経過です。多くの場合、聞いている側の知りたいことは「分析結果」ではなく、それを”解釈“した後の「結論」なのです。



 



例えば先の例での解釈(結論)は次のようなものが考えられます:



 



 ・XXX店の売上は安定しておらず、在庫や売上のリスクが高いです



 ・AAAにはBBBが要因として強く影響していると考えられます



 



そのため、その「結論」を知りたい人からすると、本質的なメッセージや結論を早く知りたいにも関わらず、途中経過を延々聞かされていることになります。



 



これでは相手の理解を得られませんね。



 



私は「で、そこから言えることって自分の言葉に置き換えると何ですか?」



という質問をセミナーや研修の中で意識的に多く投げかけます。



 



上記のような意図があるからです。



人によってデータやデータ分析を活用する、ことに対する具体的なイメージが異なります。



実際には、「データ分析が活用できている」とはどういう状態なのか、明確にイメージが持てない人も少なくありません。



 



これは私が多くのクライアントとお話していて強く感じる課題です。



皆さんはどうでしょうか?



 



「データやデータ分析を活用したい」とは言うものの、ゴールの具体的イメージなくしては、取り組む内容にも大きな違いが出てきます。



その結果、



 ・とりあえず分析ツールを入れたり



 ・統計理論や分析手法の本買って勉強したり



 ・コンサルを入れたら何とかなると思ったり



 



してみて、ほとんどその前の状態が変わらないことに愕然とする例が少なくありません。



私なりの認識を可視化したものがこちらです。



私の「データ分析が活用できている」ポイントは3つ挙げられています。



分析活用



 



 



 



 



 



 



 



 



活用できていないのは、単にデータから読み取れることを定性的につなぎ合わせて、半ば強引に結論を出してしまっている状態です。



ここまでできていればまだ良い方で、実際には「データから読み取れる事実」だけを集計して終わり、というケースが圧倒的だと思います。



 



図の下半分に書かれた3つの吹き出しに記載のことができれば、その結論には圧倒的な説得力が生まれます。そして、具体的な行動(アクション)に繋げ成果を生み出すことができます。



 



最近では、研修でこの内容をお伝えした上で、具体的な課題やデータを用いて各クライアントでの課題解決に繋げるための人材育成ワークショップを多数実施しています。



具体的な成果が目に見えると、正直私もかなり興奮します。



 



皆さんの職場ではどうでしょうか?



定番となった私の”データ分析を実務に活用する”標準セミナーです。



毎回好評を頂き、今回で遂に10回目を迎えました。



 



仕事の中で、データやデータ分析を活かしきれていない。



アプリケーション(BIツールなど)や統計手法は学んだものの、”ではそれが仕事の成果や結果に結びつくように使われているか?”と問われるととてもYESとは言えない、といった課題がどこの企業にも噴出しています。



 



これらに答えを提供するのが私のプログラムで、着々と成果をあげています。



どのような職種、業種であっても本質だけをお伝えするため、こちらを受講頂くことで、その理解を深めることができます。



 



「これまで受けた研修の中で一番分かり易かった」



「なぜデータ分析ができないのか分かった」



「目から鱗」などの



コメントをたくさん頂いています。



 



是非ご検討、ご参加ください。



 



http://go2.shoeisha.jp/c/akyHae2Sv3gjt2ab



 



Bizzine



クルマ情報誌「Goo」の首都圏版10月号の特集に登場しています。



 



特集のテーマは



 



「データから市場を分析」トレーサビリティ情報開示について



 



中古車のトレーサビリティ情報を今よりも開示すれば、より安心して中古車を買う人が増えるのではないか、という内容をアンケートデータを元に記事が展開しています。



私は、その分析の成り立ちや考え方、改善点をデータ分析の専門家としてアドバイスするという立場で登場しています。



 



最初は、私に分析をしてほしいという依頼のようでしたが、既にアンケートの質問も固まっており、アンケート自体実施後にお話を頂いたため、本来ほしい情報はアンケート設計から考えないといけない、という意見をお伝えする、内容に変更になりました。



 



短い特集ではありますが、身近にある方は是非ご覧ください。



 



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【あなたはmane-ja部下が持ってきたデータ分析結果のどこをチェックすべきか分かりますか?】
自分で分析をするのではなく、分析結果を精査し、意思決定につなげるマネジャーに向けたデータリテラシー講座を10月21日に日経BP主催で開催致します。



http://coin.nikkeibp.co.jp/coin/itpro-s/seminar/nis/161021/
事業会社での管理職経験をフルに活かした、これまでに無かった切り口でのデータ活用プログラムです。
意思決定の質を落とす落とし穴を知り、チームパフォーマンスを最大化するための視点と思考法、そして技術をお伝えします。



プログラム全体を通して13のチェックポイントを確認し、それがそのままチェックリストになる、という構成です。



そのままお持ちかえり頂いてすぐに明日からの仕事に威力を発揮してくれることでしょう。
これまでに無かった、全く新しい切り口での実践的なプログラムです。



是非、ご参加ください(マネージャでなくてもご参加頂けます)。


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