KPI設定のプロセス



 



先日、クライアント先にて1日を使い、営業のKPI設定プロジェクトを行いました。



社長始め、関係者が一堂に集い、あらゆる側面から営業成果につながる要素を洗い出し、



定量化の可否と、成果への繋がりの有無について確認した結果、いくつかの



KPI(Key Performance Indicator:重要成果指標)を特定することができました。



 



その時のプロセスは以下の通りです:



   ①最上位(最重要)として挙げられる指標は何か



 ②上位課題をどのように分解すると、①の指標の背景・要因が見え易いか



 ③分解した要素はどのような指標(データ)で示すことができるか



 ④その指標(データ)はどのように入手・管理できるか



 ⑤その指標(データ)はどのように活用できるか(誰とどのように共有し、どうアクションにつながるか)



 



いずれも机上の論理だけでなく、実効的なアクションがイメージできるかどうかに



大きな比重を置いて話を進めました。



 



みなさんの組織では、個別最適で個々に部分的なKPIを設定していたりはしていないでしょうか。



組織の大きさにもよりますが、上記取り組みは商品開発から営業、社長に至るまで参加し、全体最適な議論ができました。



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多くのクライアントの方々、セミナー・研修の受講生のお悩みを



お聞きしてきました。



 



「データ(分析)を仕事で活かして価値を出したいけどできない」



 



というお悩みが圧倒的に多いことが事実です。



 



この理由は、次の3つの箱が揃っていないことに尽きます。



 



(1)分析前の仮説構築



(2)分析そのもののスキルや知識



(3)分析結果の解釈とストーリー構築



 



いずれも、個々のデータ分析の結果を断片的に出すのではなく、



それらをつなぎ合わせて、意味のあるストーリーにまで仕上げないと



仕事での価値が生まれません。このスキルを伝えるのはデータ分析



専門家や実務経験がない人には難しいと思います。



 



ただ、実際にその考え方や方法論を学んで、多くの方が具体的な



成果を出してきています。



 



例えば、営業プロセスを指標化して、よりフォーカスを絞った



営業活動にシフトしたり、品質保証部門が、不具合発生の原因を



データ分析によって特定して、損失額を数百万円単位で改善できたり。



 



私はこの3つの箱を徹底的に追及してお伝えし、仕事の成果を



どんどん出せる人を輩出するお手伝いを全力でさせて頂いております。



正式にロジカルシンキングのプログラムを企業研修向けに開始することになりました。



 



ロジカルシンキングはデータ分析を行うベースとしても必須です。理想的にはロジカルシンキングをしっかり下地で身に着けて、それをより具体的に実現する手段としてデータ分析ができるようになれば、鬼に金棒でしょうね。そういうサポートをさせて頂きたいです。



ロジカルシンキングの基本は至ってシンプルです。



「何のためにするのか?」(目的)



「なぜ、そう言えるのか」(理由)



この2つが明確に認識できているか、他人に説明できるか、だけの問題です。



そのやり方のいくつかを具体的に習得します。でもこれって仕事の根幹であり、必須スキルですよね。



 



実務的には、コミュニケーション、プレゼンテーション、課題解決など広い業種、業務に適応可能です。仕事や課題の見え方が変わるでしょう。



 



ロジカルシンキングのいわゆるツールやフレームワークも扱いますが、あくまで仕事をする上で「自分の頭を使って」柔軟に、相手に分かりやすく伝えたり考えたりするにはどうしたら良いかを、実務家ならではのオリジナリティたっぷりの内容で行います。



 



一例として次のようなプログラムをご紹介します。もちろんお客様の要望に合わせたアレンジも可能ですのでお声掛けください。



 



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