課題指標と分析データはマッチしていますか?



 





 



 



先日、とあるメーカーにて実際の業務課題を用いたデータ分析による課題解決ワークショップを行いました。



その中で、同じ”売上減“という課題をどういう指標で捉えるかによって、その後の分析の成否が大きく変わることを実感頂きました。



 



皆さんは、“売上減”の課題をデータでどう表現するでしょうか?



 



「売上の(対前年)変化率」ですか?



「売上額」そのものを使いますか? 



 



実はこの選択一つで、「悪者はだれか」が変わってきます。



 



例えば、「変化率(減少率)」の大きさだけである商品の良し悪しを評価すると、下落した売上額が少なくても、その率が大きければ“悪者”と認定されます。「売上額」の大小を評価軸とすると違う結果が出ます。



 



でも問題は“結果が変わる”ことだけではありません。



 



この差を意識せずに、「変化率」で特定された悪者について深掘りするとどうなるでしょう。



例えば、その商品の顧客属性や、販売のロケーションなど(静)的なデータ、つまり変化しない固定情報を調べても、変化率という(動)的な指標との関係とうまくつながりません。



 



このように目的と分析対象の指標前提がマッチしないまま分析を進めるうちに、「分析してもどうも良い結果が得られない」となってしまうのです。



 



「顧客層が変わった」「販売ロケーションを変えた」といった(動)的な情報とであれば”変化率“という結果をうまく説明できるかもしれません。



 



みなさんは、上位の指標と個々の分析指標の概念をマッチさせて分析できているでしょうか。



データを実務の課題解決に応用したいのであればこちら!



 



定番の「データ分析を実務の課題解決」に応用できるようになるためのセミナーが2018年 年明けすぐに開催です。



今回ですでに15回目くらいでしょうか。毎回人気セミナーのため、早めにお申し込み頂ければと思います。



 



Excelを使った数多くの演習を通して、一日かけて「担当製品の利益が下がった」というケースを解き明かしていきます。



 



「なぜ、その対策だと効果がある言えるのか」



 



これ、データで証明できたら素晴らしいですよね。その考え方と手法を身に付けて頂きます。



ご参加、お待ちしております。





 



http://www.nikkeibp.co.jp/seminar/atcl/cn/nc180112/?n_cid=nbpnc_sisls_redirect_170915



日経情報ストラテジーでは、既に2年半前から毎月連載を担当させて頂いてきました。



 



前号で、「マネージャのためのデータリテラシー講座」が終了し、今号からはデータ分析を意識しながらも、課題解決や企画提案などにOSとして必要な考え方、すなわちロジカルシンキングをどう活用するのかをテーマに新連載を開始しました。



 



なぜ”あまのじゃくな”なのか、についても触れています。



ロジカルシンキングを単に学問的に学んだとしても、実践、実務の中で有効に使うことは難しいです。



思い付きだけでなく本質的なポイントを特定し、そこに切り込むためにはきれいごとだけでは済みません。



 



「きれいごとだけでない」ことをあぶりだすのに”あまのじゃく”的視点は欠かせないのです。これができるかできないか、がロジシンを使いこなせるか否かを左右すると考えています。



 



是非、ご覧ください。



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【インスタントvs外食ラーメン データ対決ほか】



東洋経済オンラインに寄稿しました。
・最近日本に来られる”インバウンド”を”アウトバウンド”と組み合わせるとどう見えるのか。
・地域による「インスタントラーメンvs外食ラーメン」をデータで可視化するとどうなるのか。
”企画を通す”というよりも「遊んでみた」だけなのですが、きっと楽しみながらデータ活用のヒントも得られるのではないかと思います。



楽しんでご覧ください。



http://toyokeizai.net/articles/-/84548



東洋経済



『日経情報ストラテジー』で1年半続けた連載「間違いだらけのデータ分析」が9月号(7月29日発売)で最終回となります。



 



最終回の内容は、分析結果を”どう見せるか”。つまりプレゼンと分析の間の思考をどう切り分けるか、について書きました。これは、「分析専門家」ではなく、組織内の「実務家」として求められる内容をしっかり書きました。



また、9月4日に実施の、「課題解決のためのデータ分析入門」セミナーの案内も大きく出ています。是非ご参加ください!日経だけのプレミアムコンテンツです。



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次回からは、新連載が開始です。



今度は、自分で手を動かして分析する人でなく、それらのアウトプットを受け取り精査し、意思決定する立場(マネージャ)のためのデータリテラシー講座をやります! どんな点を突っ込めばよいのか。どんなアドバイスを返せばよいのか。



分析者はどこを見落としがちなのか、などのチェックポイントを毎月紹介します。



こちらも是非ご覧ください。


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