仕事で使える結果は「現状把握」ではなく「評価」

皆さんはデータを使って何ができているでしょうか。

売上や経費の実績などを予算比や前年度比で管理している」など“現状把握”にしか使われていないということはないでしょうか。

 実は多くのケースがこれなのです。

 “現状把握”自体に問題はないものの、仕事で必要となるのは、単なる実績や結果の確認だけでなく、それが「良いのか悪いのか」「高いのか低いのか」「致命的なのかそうでもないのか」といった”評価“です。

 

まずは普段データを使ってやっていることが「現状把握」なのか「評価」ができているのかを確認してみましょう。

 「評価」に必要なことは”比較“です。
比較なんて簡単と思われがちですが、目的に沿った適切な比較対象が選ばれていない問題もよくあります。

例えば前年同期比や予算比。これらを見て何が客観的に評価できる(測れる)のか、再度自問してみてください。
前年同期よりも高ければそれは本当に「良いパフォーマンス」と言えるのでしょうか? 

それよりも例えば競合と比較をすれば、「自社の競争力」が”評価“できますよね。

仕事で必要とされるのはどちらの情報か考えればその是非は明らかです。

 データ処理に手を動かす前に、まずは

 ・目的を明確にする

 ・目的に沿ったデータ(指標)を特定する

 ・評価のための比較対象を考える

 ことから始めてみましょう。

これがしっかりできれば、データ実務活用のゴールの7割は到達と言えるでしょう。


データ&ストーリーの研修ラインナップ、サービス内容の一覧ページをアップデートしました。



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本質的なところは、これまでと変わりませんが、「実務データ分析活用」と「課題解決・ロジカルシンキング・仮説構築」のカテゴリーを明確に分け、見やすくしました。



 



また、「実務データ分析」の標準プログラムを3つに分けていたものを、B-1, B-2の2つに絞りました。



これは、これまで多くの企業研修を実施してきた結果として、現場や経営での困りごとにちょうどフィットする内容として、2つのいずれかが選ばれているからです。



 



文字のフォントもこれまでのものとは大きく変えましたが、確かに印象も変えてくれました。



見た目だけでなく、内容や質も常に向上が図られています。



ご興味がある方は是非、お気軽にお問合せ下さい。



よろしくお願い致します。



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BizZine



8月26日(金)に、翔泳社主催の恒例セミナーを開催致します。



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「データ分析で課題へのソリューションを持って来い」



「数字に基づいた提案をしろ」



 



などと言われて、あなたはどのような対応をしますか?



これは、データ分析の手法やスキルの問題だけではなく、どう課題と分析とをつなげるかという思考プロセスが大きな鍵になっているのです。



その意味で、「データ分析をどうやるか」ではなく、「データ分析をどう活かすか」についてフォーカスする(できている)「データ分析研修、セミナー」は他にありません。



 



このため、本セミナーは毎回人気セミナーとなり、早9回目を迎えることができました。



 



「データ分析を実務に活かしたい。提案や課題解決の成果を出したい方!」



是非ご参加、ご検討下さい。お待ちしております。



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English



前回、前々回に引き続き、データから深い情報を引き出す視点として、“2軸目”を加える事例を紹介します。



 



「仮説に沿って2軸を選び、散布図に示せば関係が見える」は正攻法です。



 



ただ、そこまで明確な仮説を持てなかったり、アイデアが全く浮かばない場合はどうしたらよいでしょうか?



 



一つの方法として「相反する2つを敢えて軸に取ってみる」があります。



 



たとえば、「日本に来る外国人(in-bound)」と「海外に出る日本人(out-bound)」、



「インスタントラーメン」と「外食ラーメン」などがあります。



 



今知りたいこと、と相反するもう一つの軸はなにか?



これを考えるようにしてみて下さい。



その上で、この2つを散布図の2軸にとって視覚化してみましょう。



 



そこから何か関係性が見いだせれば、ストーリーが描けるかもしれませんよ。


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