スーパーサイエンスハイスクールでデータ活用リテラシーワークショップ実施

 「我が町の人口減少問題」について、高校生たちに”どうデータで立ち向かうか”を考えてもらいました。

 具体的には、

我が町の人口減少の状況はデータを使ってどう評価できるのか

について、減少はしているものの、その程度や重大さはどうなのか、

そして自分で言いたい結論を示すためには

(1)どんな指標(データ)を使って

(2)何と比較することで

筋の通ったストーリーを組み立てられるのか、などについて考えて発表してもらいました。

同規模の他市、県平均、国平均など色々な比較対象があり、それぞれに結論(言えること)も変わってきます。

それを「データ有りき」ではなく、自分なりに考えられるようになることが、本質的なデータ活用能力だと私は考えています。

同様に「ある部活の活動時間の実態についてデータで評価するには?」についても考えてもらいました。

「活動時間が長いこと」を言いたいにも関わらず、そのときに「帰宅時間のデータを使う」といった発想が出てしまうのが高校生らしいところですが、社会人でも気を付けるべき点ですね。

”帰宅時間が遅い = 活動時間が長い“の関係が常に成立するとは限らないためです。この場合には、直接”活動時間“をデータとして使うべきなのです。


データを活かした地域課題研究(高校生版)

ここ数年、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されている徳島県立富岡西高校で、1,2年生を対象とした”データ活用”の授業を行っています。

全体のストーリーの構築の仕方から、どこでどういう目的で、どういったデータ活用が可能なのか。
ストーリーの説得力や客観性を高めるためには、何をどう考えて気を付けるべきか。

こういった、「高校の他の授業では教えてくれないけど、社会人になることを想定すると、とても大事な人生サバイバルスキル」を年間を通じて教えています。

先日オンラインにて行った授業の様子が高校のホームページに掲載されました(以下のリンク先にあります)。

TN-SCOPE Agora - 富岡西高等学校 (tokushima-ec.ed.jp)

コロナで直接訪問する機会が減ってしまいましたが、オンラインでの十分なクオリティの授業ができております。
来年度も引き続き頑張っていきましょう!

教えている内容の一部を動画で紹介したものがこちらです:

https://youtu.be/hNtM14vHYmU

また、指導される先生方へのアドバイス動画も作成しています:

https://youtu.be/ENOzCkYMGjw

こういった活用を導入されたい高校や中学校などございましたらご相談下さい。


データを活用してストーリーを描くときに陥りやすいポイントはここだ!

徳島県立富岡西高校(SSH:スーパーサイエンスハイスクール)の生徒たちに、過去数年間にわたり、「データを活用した研究活動」の指導をしています。

ここ1~2年はもっぱらオンラインになってしまいましたが、個別の研究を見る中で、共通的なポイントが見えてきました。

同時に、常日頃指導される先生方からも「指導のポイント」を知りたいという、お悩み相談を頂くことが増え、Youtubeに簡単にそれらのポイントをまとめて収録しました。

https://youtu.be/ENOzCkYMGjw

 この中では4つのポイントとして、以下の点に触れています:

指導ポイント① 全体の流れはできているか

指導ポイント② 「主観」と「客観」が区別されているか

指導ポイント③ 「なぜ」の追求

指導ポイント④ 「一般化」の追求

「データを活用する」という観点では、高校生に限らず、大学生、社会人にも共通しますので、是非ご参考にして頂ければと思います。


スーパーサイエンスハイスクールで、これからの時代に必要なスキルを伝授!



 



先週、徳島県阿南市にある進学校、県立富岡西高校にて「データを使って問題解決をする」ためのスキルの基礎を伝えるために3時間の授業を行ってきました。



この高校は、文部科学省によるスーパーサイエンスハイスクール(SSH)校に指定されており、サイエンスをベースとした、これからの時代を生き残るために必要な知識やスキルとしてアクティブラーニング授業を展開しています。



 



その中で、データ活用や問題解決の分野でご指名頂いたのが私です。



 



今回は1年生(約180人)を対象に、「データはなぜ必要なのか?」「データ分析とは何をすることなのか?」などについてお話させて頂きました。



彼らは、夏休みから各自の研究課題テーマを決めており、その中でデータを活用して自分の研究の深掘りや主張を展開していきます。そのための下地作りを始めています。



 



私のサポートはこれ1回だけではありません。これから一つずつステップを踏みながら力を付けていってもらいます。



 



当日の様子の写真や生徒達の言葉も掲載されていますので、是非下記から学校のホームページをご覧ください。



他にご興味ある学校等ありましたらご相談ください。高校生でもわかる、わかるだけではなく自分で考えるプログラムがあります!



 



http://tomiokanishi-hs.tokushima-ec.ed.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=1829&comment_flag=1&block_id=348&fbclid=IwAR1NiNh-1soqVb7FnJ18fJu6XzvORLWt9yTxcfqVa45y0HPaAZT029drM2E#_348





徳島県立脇町高校でデータ活用リテラシーワークショップを開催



 



「我が町の人口減少問題」について、高校生たちに”どうデータで立ち向かうか”を考えてもらいました。



 



具体的には、



我が町の人口減少の状況はデータを使ってどう評価できるのか



について、減少はしているものの、その程度や重大さはどうなの?



自分で言いたい結論を示すためには



(1)どんな指標(データ)を使って



(2)何と比較することで



筋の通ったストーリーを組み立てられるのか、などについて考えて発表してもらいました。



同規模の他市、県平均、国平均など色々な比較対象があり、それぞれに結論(言えること)も変わってきます。それを「データ有りき」ではなく、自分なりに考えられるようになることが、本質的なデータ活用能力だと私は考えています。



 



遠く四国内陸部にある進学校でしたが、やる気と能力の高い高校生に向けて、日帰りで訪問した甲斐があったと感じています。



このように、今の時代に必要なスキル、考え方、能力を実践的に学生のときから磨きたいと考えておられる学校や大学などがございましたら、一度ご相談ください。



本当にこれからの時代に求めらえる(そして、生き残れる)スキルだと実感します。




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