bnr_toranomaki



「おい!最近お前が担当している製品の業績が悪いぞ。



原因を調べて早く手を打て!」と言われて、



「はい、分かりました!」



と早速手を動かしてしまうのは危険です。なぜだか分かりますか?



 



「明確、具体的な言葉の定義」、「データで定量的に」、



「比較対象を明確に」、「事実(現象)とそれ以外とを切り分ける」



に続き、「適切な課題設定」に必要なポイントの5つ目は



「課題のキードライバー(主指標)は何?」です。



 



「言葉の定義を明確に」にもつながりますが、「自分が関わっている仕事



の重要指標は何か」を意識していない(当たり前と思い込んでいるも含む)



人は少なくありません。最終ゴールはどんな指標で表されるのか、



を明確にしておかないと、データを使った現状把握も要因特定にも



繋がりません。または、独りよがりの分析になってしまいます。



 



ここを曖昧なまま“作業”に突入しないように、確認しましょう。



例えば、売上に直接つながる”購買率“を本質的なゴール指標として扱うべき



ところを、“集客数”が最終ゴールだと思ってその問題点を分析してしまえば、



話が噛み合わなくなります。分析自体も無駄ですね。



この指標を使って「今どんな課題がどの程度起こっているのか」、



「この指標に影響している要因は何か」を定量化するのがデータ分析です。



仕事の成果はどんな数字で評価できるのか。一番最初に必要な本質的な問いです。



無料インターネットライブ授業を提供しているSchooに12月8日夜9時に登場します。



ライブでご覧になれない場合、録画をご覧頂けるようです。



(横国での授業が5限にあるため、その後の時間帯に設定してもらいました)



https://schoo.jp/class/282



schoo



 






「実践的データ活用」という大きなテーマの第3回にて、「組織や人の巻き込み方」を
私の経験に照らして、生々しい(でも地に足の着いた)話と共にお話させて頂きます。



実は社内改革は、「データ分析専門家」とは真逆なマインドセットが必要



という刺激的な内容になると思います。



http://bizzine.jp/article/detail/1157



BizZineでの連載第4回目は「プレゼン開始後10秒後に、あなたの「提案却下」が決まるワケ」。
「聞かれていることに答えていない」



これほど、時間と労力を無駄にしてしまうことはありません。
そのようにならないためにも、こんな点を知っておくべき、という内容を書きました。



私の「課題解決」や「ロジカルシンキング」、そして「実務データ分析」のセミナーや研修では
こういう内容もしっかり学べます。



「仕事に活かす」とは、こういうことだと思っています。是非ご覧下さい。Bizzine



bnr_toranomaki



 



「売上が30%も落ちたよ」



と聞いて、ここにどんな問題があるかすぐに思いつきますか?



「明確、具体的な言葉の定義」、「データで定量的に」に続き、
「適切な課題設定」に必要なポイントの3つ目は「比較対象を明確に」です。



 



  「30%落ちた」という表現。



昨月と比べてなのか、昨年同期に比べてか、 それとも5年前と比べてなのか。



それにより言っている内容は全然違います。
また、比べる対象は、このように期間的なことだけでなく、競合や 自社の他製品など他にもたくさん考えられます。



「前年同期比で」30%落ちていても、「対競合」では 5%かもしれません。
これってどういうことか分かりますか?前年比で市場が縮んでいるだけで、
その中で自社は善戦(シェア拡大)している可能性が高いといえます。



 



言っている人は「そんなの当り前」と思って、無意識に省略してしまいがちです。



言う人と聞く人の想定が違うことが後から判明、とならないように最初から明確にしておきたいものですね。



bnr_toranomaki



 



前回の「明確、具体的な言葉の定義」に続き、「適切な課題設定」に必要なポイントの2つ目は「データで定量的に」です。



 



例えば、話し言葉ではそのままスルーしてしまいそうな「急激に」や「非常に」といった価格的な表現は、データで問題を解く場合には要注意です。



 



人によって、程度の認識が違っていたり、最悪な場合、意図的に大げさに伝えることもあるからです。



「急激」とは2割なのか5割なのか、いつからのことを指しているのか、など数値化できるとこは事前にはっきりさせることで、出発点の課題認識を共有できます。



 



 



『“非常に”売れたといっていたくせに、たったこれだけのことか。』



 



といったオチ になりませんように。


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