「問題解決に必要な5つのスキル。上手な議事進行だけでは不足」というポイントで、日経コンピュータの新連載が始まりました。

以前より自分なりに掘り下げてきた「よくあるファシリテーション」の問題点と対応策を、ここ1年国際ファシリテーション協会(IAF)の会員となり世界レベルで切磋琢磨して磨いてきた成果と併せてご紹介します。

初回の今回は、必要な5つのスキルの概要と関係性などについて紹介しています。

特に強調しているのは、「その場を上手に仕切れさえすれば良い」という従来ファシリテーターに対して認識されていた役割やスキルだけでは結果が出ないという事実と、何が欠けていてどうすれば良いかという点です。

連載だけではもったいないので、しっかりとプログラム化し、実践的内容をご提供して参ります。

ご興味がある方は、日経X-Techのオンライン版または、日経コンピュータ誌面でご覧頂ければと思います。

また、プログラムとして企業研修などのご提供も可能です。お気軽にご相談下さい。


日経XTECHで新連載『問題解決に導くファシリテーション術』を開始しました

今のところ全4回の連載とする予定です。

とても本質的な内容をご紹介したいと思っていますが、途中のページから有料会員限定となってしまうことが執筆者としては残念です。

問題解決や提案策定など、チームや組織で合理的な合意に至るためのプロセスや考え方、テクニックについて「ファシリテーション」を中心にお伝えしていきます。

「ファシリテーション」というと”上手な議事進行”というイメージを持つ方が多いですが、それだと恐らく「合理的な合意」に至ることは難しいでしょう。

「上手な議事進行」とは別に必要な5つのスキルをそれぞれ紹介する連載です。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/nc/18/080200244/080200001/

また、企業向けのこれらのスキルをお伝えし、実際の実務課題、組織課題に対して、実践ワークショップとして複数チームで取り組むプログラムも既にいくつものクライアント様向けに提供しています。ご興味がある方は、ご相談下さい。


World-Classのファシリテーション技術に向けて

「問題解決」「合意形成」

この2点はどの組織でも、その競争力を高める下地となるスキルだと思います。
そして、それを実現するプロセスは個人というよりも、チームで進めるものがほとんどでしょう。

効果的、効率的なチームディスカッションの進め方がファシリテーションです。
その中でも、より合理的、論理的、客観的にファシリテーションを進める技術習得プログラムをクライアント向けにご提供しております。

このファシリテーションを私は「ロジカル・ファシリテーション」と呼んでいます。
実際に、既に複数の企業(物流企業やメーカーなど)でのプログラム実施実績があります。

コロナ禍において、オンラインで世界中のエキスパートと集中してやり取りできる絶好のチャンスと思っています。

そこで今回、国際ファシリテーション協会( (IAF: International Association of Facilitators)に正式メンバーとして加入し、更なるスキル研究と研鑽を目指します。

チームとしての問題解決力。効率的、効果的な議論のスキル。

これらは言うまでもなく、「データ活用」と無縁ではありません。データ活用、データ分析も、しっかりとしたロジックの土台の上に成り立ちます。

ご興味がある方、企業の方、World-Classのロジカルファシリテーションスキルをご提供致します。ご相談下さい。


ファシリテーションとは「相手の意見を引き出して、まとめあげる」ことではありません

企業向けに、問題解決や業務改善などに効力を発揮するファシリテーションスキル育成のプログラムを提供しています。

このプログラムは単発ではなく、”研修”というよりも、実践ワークショップというほうが相応しいでしょう。

具体的には、事業継承を考えている企業向けに、次世代の従業員と幹部候補に向けて、論理的に客観的にチームをまとめ、問題解決や新たなイノベーションを行うためのワークショップを定期的に行っています。

一方で、「ファシリテーション」というと、チームメンバーから効果的に意見を引き出し、複数の意見をまとめ上げること、だという認識が多いと思います。
よくポストイットでみんなの意見が整理されている、”あれ”です。ところが、この作業はファシリテーションの極々一部でしかなく、整理されたポストイットそのものが問題を解決してくれたり、結論を出してくれることは当然ありません。

「はい、皆さんの意見が、このようにまとまりました」

は、”欲しい答え”ではないはずです。

にも拘わらず、ここでストップしてしまうケースが後を絶ちません。

その一番の原因は、先に述べた通り「ファシリテーション」に対する誤解または、一部のみの理解、と言えます。

もう一つは、実際にファシリテーションをスタートした後に起こり得る、問題です。

これにはいくつかポイントがありますが、その中でもどのケースにおいても、「ファシリテーション」で成果を生むために重要(=逆に言えば、一番のネックになっているところ)を動画にまとめました。

https://youtu.be/w2U8kQWWrIA

是非こちらをご覧ください。そして、貴組織にてこのような本質的な競争力、論理力、リーダーシップを育成したいご要望があれば、ご相談下さい。


ファシリテーター育成プログラム(ワークショップ)をご提供しています



 



数回にわたり、某大手物流企業の幹部候補生に向けたプログラムを走らせています。



社内変革を進めるにあたり、これまでのやり方の見直しや将来の戦略策定など、リーダー(ファシリテーター)として必要となる人材を対象に、育成しています。



 



これに必要なスキルは大きくは次の3つです:



①意見・アイデアを引き出すスキル
②意見・アイデアをまとめて整理するスキル
③合理的なソリューションを合意するスキル



 





通常のファシリテーション技術は上記の①や②をカバーします。

ただそれだけでは、③の実現ができません。巷でよく耳にする「多様性」や「対話」といったものだけでも③には到達できません。

 

私の目指す”ロジカル”ファシリテーターは、特に③の実現を重視します。



 



ファシリテーションに必要なスキルやツールを講義形式で学んだ後は、毎回実際の社内課題をテーマとし、3つのグループ(各5名前後)で、討議を進めてもらいます。進め方やその内容にフィードバックをしながら、議論とそのアウトプットの質を上げてもらいます。



初回のテーマは、『働き方改革を進めるにあたり、最も有効な手段TOP3を提案しましょう』でした。



 



皆さんであれば、最初に何をどう決めて進めるべきかイメージが沸きますでしょうか?



まずは、問題と討議範囲の定義と合意です。例えば「働き方」とは、時短のこと?リモートワークのこと?制度を柔軟にすること?女性や年配者の活用?などいくらでも解釈でできてしまいます。



このまま議論を始めたら、発散することが見えていますよね。



 



こういった進め方、考え方を中心に学んで頂いております。



 





皆さんヘトヘトになりながら、AI時代に求められるスキル習得の1歩を進めて頂きました。

これからもまだまだ続きます。





 



 



皆さまの組織で、このような実践的で具体的なスキル育成をお考えの際には、是非ご相談ください。



机上の理屈だけではなく、実際に結果を出すことで、受講者のモチベーションも上がります。


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