あなたが料理を完成するために知りたいのは「火起こしの方法」ですか?「レシピ」ですか?
データ分析をやりたいと思っている人の多くが、統計理論や分析手法の習得に走ります。
でもそれは、料理を作りたいというゴールに対して、火の起こし方を学んでいることに等しい状態です。
世の中を見てください。誰も火起こしのやり方など必要としていません。
むしろガスコンロを使って簡単に火は起こせます。使っている人はガスコンロがどうやって火を起こしているかという技術的なメカニズムなど理解していませんが、問題にはなっていません。
今ではこのガスコンロ(分析ツールやデータサイエンス)はどんどん新機種が現れてきています。
もちろん、その新機種を開発し世に送り出すビジネスが存在します。それがデータサイエンスの世界です。皆さんは、ガスコンロの開発をやりたいのですか?それとも最も優れたガスコンロの見極めをするスキルを持ちたいのでしょうか?
であれば、データサイエンティストとしてのキャリアを進むべきだと思います。
ところが、これだけでは料理を作ることができないのは明白ですね。まだゴールにたどり着けないのです。
そこに絶対的に必要なのは
・どの材料(データ)を選ぶのか
・それぞれの材料をどのようにカットし、混ぜ、調味料とアレンジするのか、火加減は?
といった料理ごろ、素材ごとのアレンジ方法とテクニックです。
これが私が考えるデータ活用に必要な本質的なスキルです。もちろんそのアウトプットは、”作りたかった料理”ということになります。
私がプログラムで主に力点を置いているのも、この点です。すなわち、料理の作り方、レシピをお伝えしているのです。それには数々の料理経験を持っている人でないとお伝えすることができません。
ガスコンロのエンジニアでも難しいでしょう。職種とゴールが違うからです。
レシピを学びたい方、組織に浸透させたいという方は是非ご相談ください。既に多くの企業がその点に気づいて、スキル習得を進めています。
私はこれを”レシピ理論”として広めていきたいと考えています。