データを用いた問題解決の【考え方】

昨日、徳島県立富岡西高校のSSH (Super Science High-School)の探求学習の授業に、現地(阿南市)まで行ってきました。
2年間かけて行う研究の中間発表に立ち合い、2年生全員に対する「問題解決の考え方」のフォローアップ(アドバイス、フィードバック)にこちらの資料を使いました。

データ活用に必要なスキルは「手段」ではなく「上流」

「データ分析」でもなく「統計」でもなく、「データ活用」に注目が集まっています。
それは、「分析手法」や「データサイエンステクニック」「統計知識」といった”方法”や”手段”の積み上げでは、問題解決や合理的な意思決定といった組織での活用にはつながらないことを多くの人が身をもって体験されたからだと感じています。

「データ分析」と「データを活用した問題解決」とは全く別物

「そこにあるデータを分析して何が書いてあるかを読み取る」行為(作業)と、「データを活用して目的実現や問題解決をはかる」とでは全く異なるアプローチとスキルが必要です。
実務の現場では、前者ではなく後者のスキルが求められると思いますが、この違いが正しく広く認識されているかは疑問です。

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