実務データ分析虎の巻Vol.29(標準偏差を求める2つのExcel関数)


bnr_toranomaki



 



 



 



セミナーや研修の中で、数値(データ)の大きさを平均などで出すだけでなく、



そのバラつきにも注意を払いましょう、と言っています。



 



データのバラつきを示す指標が“標準偏差”です。



公式など知らなくても簡単にExcelの関数で出せます。



ところが、Excel2010以降、似たような2つの関数が装備されました。



こちらです:



 



(1)STDEV



(2)STDEV.P



 



この違いを簡単に言うと、



(1)はデータがサンプルであると想定したとき、



(2)は使うデータが全てのデータであると想定したときに使います。



 



日本人全員の身長データを使うことは難しいので、街で100人分のデータをサンプルとして使って、日本全体の標準偏差の推定値を出そうとする場合には(1)を使います。



 



でも実際に算出される標準偏差の値は、実はほとんど変わりません。



極めて厳密に統計を極めたい人は違いを意識するでしょうが、一般実務で使うときにその値の差は誤差以下と言えるでしょう。



 



ですので、私はいつもSTDEVだけをセミナーの中で紹介しています。



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