「ロジカルに考える」とはどういうことか


あなたは自分の思考を客観視できていますか?



 



データ分析を仕事で使うにしても、データを使わずとも仕事や日常生活で課題解決をするにしても、必ずそのベースとなるのは論理的思考(ロジカルシンキング)です。



 



ロジカルシンキングが必要だ、と分かっていても、一体どうやってロジカルに考えればよいのかや、そもそもロジカルであるとはどういうことなのかをしっかりと考えることは少ないはずです。



 



研修や授業の中で、「ロジカルだなぁ」と感じる人とそうでない人の違いは一体何なのだろう、と考えたときに、私なりにそれを簡単にまとめたものが整理できました。



こちらです。





 



 



 



 



 



 



 



 



 



この図にあるように、普通は人は頭の手綱を意識的に締めていないと、まずは感情で反応します。



「好き」「嫌い」「気に入る」「気に入らない」



といったものです。それで善悪を決めたり、やる/やらないを決めているはずです。



今夜のおかずを決めるのであれば、これで問題ないのですが、業務で大事な意思決定をするとなると、これでは大きな過ちをおかすリスクが高いです。



 



そのために必要なことは、決して「感情での判断や反応をなくす」ことではありません。



そもそもそんなこと多分できないと思います。



 



その代わりに、上図のような自分の意識の構造を客観視しつつ、感情や感覚の内側にある、論理的思考の領域に入ってくことです。



中に入っていくためには、全体(特に外側の自分の感情部分)が自分で把握できていないといけません。



 



その区別無しに、両者がごちゃまぜになったまま、何かを考えたり決めようとすると、”筋が通っていない”結論が導かれてしまうことでしょう。



 



最近では、データ分析利活用と併せて、別途「ロジカルシンキング」の研修や講演のご依頼が増えてきました。



 



やはり、本質や考える下地というのは大事だという事実に気づかれている企業や組織がたくさんある、ということなのでしょう。



関連記事

  1. 独立10周年を迎えました!

  2. (サイト限定記事)やはりデータ分析のビジネス活用に必要なのはツールではなくこれです

  3. 日経BP主催『「仮説立案」実践講座』(9/6)

  4. マネージャのためのデータリテラシー講座(連載第3回)

  5. 実務データ分析虎の巻Vol.47 (データ活用の成果を左右するもの(入口編))

  6. BizZine連載:“データで課題解決”をロジカルに進める、3つのポイント

PAGE TOP