現場のモチベーションが上がるデータ分析とは
以前、大阪の大きなイベントで講演を依頼されました。
そこでは、いつもの講演内容に加え、主催者側から次の2つをトピックに加えてほしいと言われました。これまで言葉にして具体的に考えたことがなかったのですが、「どうあるべきか」は認識していたので、今回スライドに落としてみました。
講演ではこれに肉付けしてお話しますが、スライドの文章をこちらで紹介致します。
「トップが欲しい結果」とは
(1)全体の論理構築が十分設計され、漏れや論理の飛躍などがない分析
(行き当たりばったりの結果でない)
(2)統計的な分析精度よりも、分かり易さ(合意し現場が動きやすい)、シンプルさがある
(3)ストーリーのあるメッセージ(結論)
そして、
「現場(の分析作業者)のモチベーションが上がる分析」とは
(1)自らが課題意識のもとに取り組める分析
(“答え”を探すのではなく、自らストーリーを組み立てる)
(2)既存のデータの中だけから何かを探すのではなく、必要なデータをも自ら定義して創り出す創造的な分析
一言で言えば、受け身ではない、能動的な分析
そのためには、「ツールや理論を通して何かを探す」のではなく「言いたいことを自ら設定し、それをデータで検証する」アプローチへの発想の転換が必要なのです
これらはいつもプログラムを通して私が受講者にお伝えしていることです。