実務データ分析虎の巻Vol.45 (そもそも何のためにデータ分析をするのか?)




 



 



仕事の中で「データ分析をする」ことの目的はどんなものがあるのか?



単純なこのことをしっかり考えたことがある人はあまり多くないようです。



特殊な例を除き、恐らく次の3つのどれかではないでしょうか?



 



   1)課題を解決する



   2)提案や企画をする



   3)情報を共有する



 



自分がやろうとしていることが、これらのどれであるのかを明確に認識しないまま作業に突入してしまうケースも多いようです。



 



目的により、考えること、プロセス、使うテクニックが共通部分もある一方、少しずつ異なり、これを認識しないまま迷走してしまうのです。



例えば、「我が社のスマホアプリの売上が下落している」課題を解決するためには、その原因を特定するための売上関連データを集めて検証します。



一方、「我が社もスマホアプリ市場に参入すべき」を主張するためには、その主張を支える多面的な指標を考え、それらの特徴を結び付けてストーリーとして結論にします。



 



では、これらに取り組むときに必要なスキルを「データ分析スキル」としてひとまとめにしてに学んで何とかなるでしょうか?



個別の分析技術は理解しても、”目的に当てはめる“ことにはまだまだ距離があり、ここが「データ分析が活用できていない」大きな理由の一つでもあるのです。



 



もちろん、私の研修プログラムでもこれらの違いを明確にした上で、「目的思考」でデータ分析を進めます。



同時に、この課題に気が付き、そのスキルを上げようとしてする企業が増えていることも事実で、とても心強いトレンドだと感じています。



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