研修のゴールとその価値をマトリックスにしてみると
クライアント企業をサポートし続けて早7年。
単に知識をお伝えして「あと、頑張ってね」という研修が世の中多い中、それだけでは私としても、また受講者の目指すゴールとしてもまだまだ物足りないと感じています。
何をゴールとしているのか
この点を具体的に明確にすることから始めると見えてくるものがあります。それをこちらに整理してみました。
言うまでもなく、私がプログラム実施を通じて目指しているのは、図中のAまたはBの領域です。
これは、例えばコミュニケーションやマナー研修など、新人を対象として基本知識の習得を目的とした研修自体を否定しているわけではありません。
それはその目的で有りなのだと思います。ただ、それを実施したことによって、受講者による成果の質、そして業務成果にプラスのインパクトがあると考えるのは無理があるでしょう。
その「業務成果にインパクトを与える」という最終ゴールと、研修のゴールとの距離感を認識しておく必要があります。
となると、企業研修のゴールとして良く言われる「行動変容」というものも、まだまだ最終ゴールとの距離はあることが分かります。
この距離をできるだけ小さくしつつ、どのような受講者にも腹落ちして頂く内容が価値が高いと言えるのではないでしょうか。
私が目指すところもここにあります。
2021年度もスタートしました。コロナの中で不自由はあるものの、できることを最大限実施させて頂きます。