全国市町村国際文化研修所にて、「データ分析活用」研修を実施!
先日、滋賀県大津市にあるJIAM(全国市町村国際文化研修所)にて、全国から集まった地方自治体職員の皆様向けに「実務でのデータ分析の活用」のための考え方とテクニックをお伝えしました。
当初の応募枠を大幅に超える申し込みがあり、大幅に上限人数を拡大して実施しました。
この中で私が特にお伝えしたポイントは次の通りです:
(1)「方策くん」にならない
課題特定(単にデータで現状を可視化しただけ)から、いきなり「では何をやるか」という方策検討に走るプロセスはNG。どうしてその結果になったのか、という要因や原因をしっかりとデータで確かめて、効果の高い(成功確率の高い)方策を検討すること
(2)データの特徴を立体的に示すこと
データが持つ情報は、「値の大きさ」だけではありません。恐らく多くの人は平均値や合計値を使うものの、その他の情報には目を向けないことが多いはず。その他の情報も組み合わせることで、立体的な情報把握ができる
(3)要因や原因など結果とつながるものに着目すること
2軸の視点を持って、データ間のつながりを確かめること。これによって、「なぜそういう結果になったのか」「何をすると、実効的な効果が生まれそうなのか」という、誰もが一番知りたい内容をデータで探り当てることができます
研修自体は大盛況でした。多くの受講者から「目から鱗」「こんな研修は受けたことがない」「是非、うちの自治体で研修、講演を」という、嬉しいお言葉を頂きました。
長期的な地方創生、地方再生の鍵は、一時の流行りものなど物理的な「モノ」よりも、その土地の人材、そしてスキルの力ではないでしょうか。
そこにどのくらい「本気」で注力、投資できるか否かが今後を大きく分ける気がします。
ご興味をお持ちの自治体の皆様、是非ご相談ください。