データや数字を深掘りして、そこから価値ある情報を引き出すための
最初の一歩は、“2軸目”を加えてみることです。
例えば、アンケートで何かのサービスや施設などの満足度を集めたとします。
多くは、サービスや施設ごとの平均点を出して「高い/低い」と論じて終わり、
というケースが多いのではないでしょうか。
ここへ加える”2軸目“を何にするかは、いくつかパターンがあります。
例えば、縦軸に平均スコア、横軸にはスコアの標準偏差を取ったとします。
標準偏差とは、データのバラつきの大きさを示す指標です。
つまりここでは、回答者間のスコアのバラつきの大きさがわかります。
あるサービスや施設の評価のバラつきが小さければ(平均の大小に関わらず)
多くの回答者の意見が一貫しているといえます。逆にバラつきが大きければ
人によって評価が大きく違うことが分かります。
その要因を調べれば対策案も出てくることでしょう。
スコア平均を縦軸、標準偏差を横軸に取ることでこれを散布図上に
視覚化することも可能です。
興味がある方は、下記の動画でも解説していますのでご覧ください。