「分析から何がわかりましたか?」と問われると、多くの人が次のような答えを出します。
・分析の結果、XXX店の月別実績はバラつきが大きいことがわかりました
・AAAとBBBの間の相関が強いことがわかりました
これらはそれぞれ正しく「分析結果」を説明しています。
しかし、分析結果は、ズバリ!途中経過です。多くの場合、聞いている側の知りたいことは「分析結果」ではなく、それを”解釈“した後の「結論」なのです。
例えば先の例での解釈(結論)は次のようなものが考えられます:
・XXX店の売上は安定しておらず、在庫や売上のリスクが高いです
・AAAにはBBBが要因として強く影響していると考えられます
そのため、その「結論」を知りたい人からすると、本質的なメッセージや結論を早く知りたいにも関わらず、途中経過を延々聞かされていることになります。
これでは相手の理解を得られませんね。
私は「で、そこから言えることって自分の言葉に置き換えると何ですか?」
という質問をセミナーや研修の中で意識的に多く投げかけます。
上記のような意図があるからです。