実務データ分析虎の巻Vol.80~スーパーサイエンスハイスクールでデータ活用リテラシーワークショップ実施


スーパーサイエンスハイスクールでデータ活用リテラシーワークショップ実施

 「我が町の人口減少問題」について、高校生たちに”どうデータで立ち向かうか”を考えてもらいました。

 具体的には、

我が町の人口減少の状況はデータを使ってどう評価できるのか

について、減少はしているものの、その程度や重大さはどうなのか、

そして自分で言いたい結論を示すためには

(1)どんな指標(データ)を使って

(2)何と比較することで

筋の通ったストーリーを組み立てられるのか、などについて考えて発表してもらいました。

同規模の他市、県平均、国平均など色々な比較対象があり、それぞれに結論(言えること)も変わってきます。

それを「データ有りき」ではなく、自分なりに考えられるようになることが、本質的なデータ活用能力だと私は考えています。

同様に「ある部活の活動時間の実態についてデータで評価するには?」についても考えてもらいました。

「活動時間が長いこと」を言いたいにも関わらず、そのときに「帰宅時間のデータを使う」といった発想が出てしまうのが高校生らしいところですが、社会人でも気を付けるべき点ですね。

”帰宅時間が遅い = 活動時間が長い“の関係が常に成立するとは限らないためです。この場合には、直接”活動時間“をデータとして使うべきなのです。


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