「データ分析ができていない」状態とは
「データ分析ができている/できていない」とはつまりどういうことなのか?
この説明を講演などするときにこの図を使うことが増えました。
上半分が「あるべき姿です」。つまり、
①目的(言いたいこと)を明確にし、
②そのために必要なデータを特定し、
③全体としてどういうストーリーになるのか (各データの表し方から、組み立てに至るまで)
の大きな3ステップが適切に考えられていることです。
一方で、よくある「できていない」状態が下半分です。
1) 目的や問題が曖昧なまま
2) 目的が先ではなく、「見たデータから何が言えるか」が結論(結果)になっている
3) 目的と使っているデータが合っていない
4) (既存の)データ有りき
⇒高校生などに「データ分析しろ」というと、ネットからグラフを探し出してきて、それをコピペして「ここから何が言えるかな・・・」とやってしまうのが典型例です
自分がこれからやろうとしていること、やっていることをこれに照らしてみると、どこで道を外してしまっているかが分かります。
細かい点は色々他にもありますが、まずはこの大きな流れを見てもらうことで「データ分析ができている」ことを確かめてもらえるのではないでしょうか。