実務データ分析虎の巻Vol.18(最初の課題定義で気を付けること:その3)


bnr_toranomaki



 



「売上が30%も落ちたよ」



と聞いて、ここにどんな問題があるかすぐに思いつきますか?



「明確、具体的な言葉の定義」、「データで定量的に」に続き、
「適切な課題設定」に必要なポイントの3つ目は「比較対象を明確に」です。



 



  「30%落ちた」という表現。



昨月と比べてなのか、昨年同期に比べてか、 それとも5年前と比べてなのか。



それにより言っている内容は全然違います。
また、比べる対象は、このように期間的なことだけでなく、競合や 自社の他製品など他にもたくさん考えられます。



「前年同期比で」30%落ちていても、「対競合」では 5%かもしれません。
これってどういうことか分かりますか?前年比で市場が縮んでいるだけで、
その中で自社は善戦(シェア拡大)している可能性が高いといえます。



 



言っている人は「そんなの当り前」と思って、無意識に省略してしまいがちです。



言う人と聞く人の想定が違うことが後から判明、とならないように最初から明確にしておきたいものですね。



関連記事

  1. 「データ分析×ロジカルシンキング」と仮説立案セミナー!(9/28と10/1)

  2. 研修プログラムラインナップ更新しました!

  3. 実務データ分析虎の巻Vol.79~情報のサマリー力

  4. 地方自治体データ活用記事アップデート「目的のないデータは価値を生まない」ってどういうこと?

  5. 翔泳社主催『「データ分析」x「ロジカルシンキング」基礎演習・講座』【オンライン】(10/16)

  6. 2023年度のご依頼お急ぎ下さい

PAGE TOP