実務データ分析虎の巻Vol.6(正しいアプローチでも“使えない”結果になるワケ#1)


商品軸、顧客セグメント軸、地域軸など、データはある軸を決めて分解することで



初めて深掘りを開始することができます。



「どの軸が良いのか」はケースによりますが、実務でうまく成果を出すためには、



考えておくべき点があります。



今回はその一つ目『目的へのインパクトを考える』です。



 



理論的には仮説としていくつもの軸が思いつくかもしれません。



 



例えば、地域軸で売上データを分解して、地域ごとのバラつきが分かったとしても、



そのビジネスがネット販売であれば(地域に左右されないので)どうでしょう。



論文としては良いかもしれませんが、実務への活用という点からは”使えない“情報に



なってしまいます。



 



「その軸は目的に影響(違い)を与える要素か?」という視点が必要といったことは、



いわゆるデータ分析本には書いていないと思います。



 



でも目的を意識しながら分析の範囲を絞っていかないと、非効率だけでなく絵に



描いた餅にしかなりません。 分析の早い段階で押さえておきたいところですね。



関連記事

  1. 2017年のご挨拶

  2. 翔泳社主催『実務家のための「データ活用」徹底実践講座』(5/28)開催!

  3. 高知県工業技術センター主催『【技術者養成講座】「データ分析セミナー」』のお知らせ 2022/2/4

  4. 日経BP ITProオンライン連載『データ分析に必須の課題分解』第3回

  5. 明けましておめでとうございます

  6. データ分析活用のカギは「統計を学ぶこと」ではありません

PAGE TOP