商品軸、顧客セグメント軸、地域軸など、データはある軸を決めて分解することで
初めて深掘りを開始することができます。
「どの軸が良いのか」はケースによりますが、実務でうまく成果を出すためには、
考えておくべき点があります。
今回はその一つ目『目的へのインパクトを考える』です。
理論的には仮説としていくつもの軸が思いつくかもしれません。
例えば、地域軸で売上データを分解して、地域ごとのバラつきが分かったとしても、
そのビジネスがネット販売であれば(地域に左右されないので)どうでしょう。
論文としては良いかもしれませんが、実務への活用という点からは”使えない“情報に
なってしまいます。
「その軸は目的に影響(違い)を与える要素か?」という視点が必要といったことは、
いわゆるデータ分析本には書いていないと思います。
でも目的を意識しながら分析の範囲を絞っていかないと、非効率だけでなく絵に
描いた餅にしかなりません。 分析の早い段階で押さえておきたいところですね。