実務データ分析虎の巻Vol.8(正しいアプローチでも“使えない”結果になるワケ#3)


データを分解する”軸“を決める際に必要な実践的な視点の三つ目は、『データの有無を意識する』です。



 



理想的なデータの切り口は理論上たくさん思い付きます。



データ分析の本や統計本にはそのような理想的なデータばかり。



でも実務をやったことある人にはすぐに分かります「それは別世界の話だ」と。



 



データの有無だけに分析が引きずられてしまっては本末転倒ですが、理想的な切り口と現実に入手可能なデータの切り口の“落としどころ”をうまく見つけるのも実務分析者としての腕の見せ所です。



例えば、理想的には競合他社との商品別利益率を比較したくても、入手できないので、代わりに利益率を一定と仮定して売上高で代替えするなどの工夫(妥協?)が必要です。



多少精度を落としても目的に少しでも近づけるように、“もがける人”が粘り強い実務データ分析家となるでしょう。



関連記事

  1. 独立10周年を迎えました!

  2. 【日経情報ストラテジー6月号連載】マネジャーのためのデータリテラシー講座

  3. 新潟県燕市長のブログに掲載頂きました!

  4. なぜダイエットが長続きしないのか:宣伝会議『100万社のマーケティング』行動経済学連載!

  5. 東洋経済オンデマンド講座『5ステップで進めるデータ分析活用講座』

  6. 実務データ分析虎の巻Vol.45 (そもそも何のためにデータ分析をするのか?)

PAGE TOP