実務データ分析虎の巻Vol.19(最初の課題定義で気を付けること:その4)


bnr_toranomaki



 



「集客をもっと高めるためにネットの動画広告の頻度を上げないと」



という課題を聞いて、気になることはありませんか?



 



「明確、具体的な言葉の定義」、「データで定量的に」、



「比較対象を明確に」に続き、「適切な課題設定」に必要なポイントの



4つ目は「事実(現象)とそれ以外とを切り分ける」です。



 



課題の場所や要因特定の前、“課題定義”の段階で気を付けるべきは



「客観的な事実」「(根本)要因」「方策」「意見」の区別です。



先の「ネットの動画広告の頻度を上げる」は「方策」です。本当に



それが集客という課題の主要因かは分析するまで分かりません。



主観や思いつきで、進むべき先を狭めてしまっているのです。



 



特に新人の報告にはこれらがごちゃまぜになっていることが多く、



「方策ありき」「狭い視野での要因」から、課題解決をスタート



してしまうことで、本質的な解にたどり着けないことが起こり得ます。



『「客観的に分かっていること」とそうでないものを分ける』



ここから始めると最初に間違った一歩を踏み出す間違いを防げます。



関連記事

  1. 【新潟県燕市長とご一緒に】

  2. 実務データ分析虎の巻Vol.88~「アンケートデータ」活かせていますか?

  3. 2020年度のご依頼・相談はお早めに

  4. 研修で目指すゴールと弊社のプログラム

  5. 【締め切り間近】翔泳社主催『「データ分析」×「ロジカルシンキング」基礎演習・講座』(11/24)

  6. 実務データ分析虎の巻Vol.60(相関分析のコツ~“風が吹けば桶屋が儲かる”の相関は厳しい)

PAGE TOP