「データ分析で結果が出ない」よくある原因
「分析しても思ったような結果が得られない」
このよくあるお悩みの原因の一つは、分析そのものではなくその前段階にあったりします。
研修の質を測るアンケート指標で考えてみましょう。
よくある指標の一つに「難易度」があります。
5)大変難しかった
4)難しかった
3)ちょうどよい
2)簡単だった
1)大変簡単だった
このスコアを集計して、難易度を知り改善につなげようとします。
恐らく何かしらの集計結果は出ることでしょう。
でもちょっと待ってください。
「難しい」の評価は皆同じ前提でできていると言えるでしょうか。
「難しい」には、
①講師の説明がわかり辛かった
②内容そのものが理解できなかった
③内容の理解はできたが、自分で実践するには難しいと感じた
④内容の理解はできたが、そもそも難しいトピックだと思った
などがあります。これらの前提が混在した上での回答データを集計して何かしら有効な示唆が得られるとは思えません。
正しいインプットの定義ができていないまま、前提がごちゃまぜのデータを集計・分析したところで「思ったような結果」は得られないのです。