実務データ分析虎の巻Vol.84~データリテラシーを身に付けるための質問のしかた


データリテラシーを身に付けるための質問のしかた

私は研修の中で、様々なデータを用いたグラフを使って演習を行います。

その際に、それらのグラフを見ながら考えてもらうポイントは、

「このグラフから何が言えますか?」

ではなく、

「このグラフを作った人は、(グラフ作成の前に)何が言いたかったのでしょう?」

です。

前者は ”データやグラフ有りき思考” を前提とした質問で、既存のデータやグラフを読み解くことだけを求めます。

それでは、自分の目的に合ったデータの選択(これを私は実務データリテラシーだと思っている)も、そのデータの必要な見方も考える余地はないですね。

これ、本当に仕事で成果を出すためのデータの使い方なのでしょうか?

「データから何が言えるか」だけで本当に勝負できるのでしょうか?

  

一方、後者の質問は”目的思考”といえます。

私が目指す(目的に沿ってデータを活用するための)データリテラシーとはまさにこのことです。


関連記事

  1. 実務データ分析虎の巻Vol.26(仮説の作り方)

  2. 翔泳社主催『「データ分析」×「ロジカルシンキング」基礎演習・講座』(2/18)

  3. 【日経情報ストラテジー連載】マネージャのためのデータリテラシー講座

  4. 6/29 SMBC主催『ロジカルシンキング』セミナーやります!

  5. 日経BPセミナー『目的思考のデータ活用術』でのビジネスケースはこちらです

  6. 今年の登壇日数が160日超えとなりました!

PAGE TOP