「データ分析活用」に必要な視点


「データ分析を活用する」ってどういうことなのか?



 



どんなに個別のテクニックや分析知識があっても、この本質を理解していないと、実務でのデータ(分析)活用はできません。



今後講演などで使おうと思い、このような図を作成しました。





 



 



 



主に初心者は、青丸の範囲だけに思考や視点がとらわれがちです。



つまり、個々の分析に閉じた視点だけを持っていて、それぞれの分析が独立しています。



本来は、これら個々の分析結果を有機的(論理的)に組み合わせて、一つの結論を出します(赤丸部分)。



 



この赤丸部分も、「問題特定」⇒「要因特定」⇒「方策検討」 という問題解決の流れに乗せる視点が必要です。



もちろん、これらを進めるには、実際の分析作業やデータ収集を行う前に、「仮説」が必要です。



「こういう流れにすれば結論に至ることができるだろうな」 (緑色の矢印部分)や



「こういう結論を出すためには、こういうことを調べないといけないだろうな」(赤丸部分)



を筋道として事前に想定しておくのです。それをデータという客観的な情報で検証、確認します。



 



それがデータ分析活用そのものなのです。



 



ところが、こういう考え方は学校や職場で教えてもらっていません(教えられる人がいません)。



私のプログラムではこの点を最重要視しています。データサイエンスもデータ分析手法も、分析ツールも統計学も、この考え方がベースにあって初めて価値を持ちます。



 



 



 



関連記事

  1. 「データ活用」とは何がどうできていることなのか?

  2. 10/5発売『AERA』特集に出ます

  3. 『日経情報ストラテジー3月号』第12回連載

  4. 【締切間近!】日経BP主催『課題解決のためのデータ分析入門』【オンライン】(9/13)

  5. 実務データ分析虎の巻Vol.27(仮説の作り方#2)

  6. 日経BP主催『「仮説立案」実践講座』(9/18)

PAGE TOP