実務データ分析虎の巻Vol.71(データ分析活用スキルアップの基礎練習)


データ分析活用スキルアップの基礎練習

地方自治体などを中心に、『自業務で「データ分析」を活かし示唆を得る』ことの難しさと方法を”練習“するプログラムが効果を発揮しています。

具体的には、

「あなたの業務上の2つのデータを比較・評価して結論を作ってください」

というお題を出し、1~2週間の時間を与えます。

 

2つのデータとは例えばA商品とB商品、A地域とB地域、今年と昨年の実績値など何でも構いません。

ポイントは、比較することで大きく差が出る(=何かしらの意味がある)切り口を見つけ、その意味するところを”結果“だけでなく”結論“として纏めるところにあります。

 

比較の方法も無数の選択肢があり、自分の結論を的確に示す方法をあれこれ試す必要があります。その中で試行錯誤しながらスキルを身に付けてもらうのです。

検討⇒発表⇒フィードバック⇒発表⇒フィードバック・・・を一定期間内で繰り返し、アウトプットをブラッシュアップしていきます。

 

例として、2つの地域の家賃相場の違いを複数の視点から比較評価したり、課ごとの残業時間を比較し、その特徴の違いからグループ分けをした上で各グループ要因の違いを想定するなど、実用的であると同時に面白みも出てきます。

 最初のテーマ選びで悩む人も少なくありませんが、「仕事でデータ分析を活用しよう」とすれば必ず避けて通れない部分でもあるので、その難しさと重要性にも気づいてもらいます。

 とてもシンプルな練習ですが、データ活用に必要な一通りのプロセスを全て体験することができます。

 

皆さんの職場でもいかがでしょうか。


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