実務データ分析虎の巻Vol.94~データ分析の3つのレベル


データ分析の3つのレベル

データ分析」という言葉からイメージされる内容は人によって大きく異なるなぁと感じることが多いです。

その違いによって、最終的に到達できるポイントにも大きく差が出ることが見えてきました。

少しステレオタイプ的ではありますが、3つのレベル(ケースとも言えます)に分けて見てみましょう。

【レベル1】

何となくのテーマに合ってそうなグラフなどをかき集めて、そこから読み取れたことを結論とするパターンです。

自ら問題意識や具体的テーマを持ちづらい高校生などが陥りがちです。

グラフを読み取ること自体は分析ではありませんし、複数のグラフを無理やり結びつけるところで論理破綻します。



【レベル2】

手元にあるデータを自らグラフなどに加工するステップが入ることがレベル1との違いです。

自分の手による作業が入ることで“分析しているは出てきますが、本質的に得られるものはレベル1と大差ありません。



【レベル3】

既存のグラフやデータから何が言えるか、ではなくあくまで自分の知りたいこと(目的)に沿ったデータや分析を行い、目的を検証し結論につなげます。

データ分析の本質はここにあると私は考えています。



関連記事

  1. 日経BP主催『目的思考のデータ活用術』パンフレットが完成!

  2. 2017年は 31社 161日間の登壇実績

  3. 実務データ分析虎の巻Vol.103~施策の効果が出るのはいつなのか?(相関分析の応用)

  4. 2020年度のご依頼・相談はお早めに

  5. 実務データ分析虎の巻Vol.23(「アンケート結果を平均で比較する」を脱する発想)

  6. 実務データ分析虎の巻Vol.45 (そもそも何のためにデータ分析をするのか?)

PAGE TOP