「もっと考えて」と言われて”考える”こととは?
仕事での「考える」には大きく2種類あります。
ところがこれがあまり意識されていない故に、「考える」人材やスキルが正しく育成されていない現場によく出くわします。
その2つとは、次の2つです。
(1) 柔軟な発想で奇抜なアイデアを創出する
(2) 心理や課題解決に近づくためのロジックを構築すること
高校生などに「もっと考えなさい」というと、ほとんどが(1)を想定して、思いつくがままに方策を語り始めます。
彼らにとっては「考えて」いるのです。
仮に(1)のアイデアが素晴らしくても、社会人としては(2)に裏打ちされていない限り、納得されず、実行もされませんよね。
これ、高校生だけの話ではありません。
(1)で盛り上がったは良いけど、実行されなかった、成果が出なかった、という覚えはありませんか?