データ分析に限らず、「仮説作り」に関して悩まれている方が思ったよりたくさんいる、と感じています。
ただ、「仮説を作れるようになる」とはどういうことか具体的なイメージは人により一律ではないようです。
データ分析での「仮説」には2通りあると考えています。
(1)現状把握と課題の場所を特定するための仮説
現状はどうなっているのか?課題はどこに発生しているのか?
これを特定するために必要な仮説です。これに答えるためのストーリーを完成するには、情報の穴を埋めるための仮説が必要です。
具体的にはデータをどう分解し、比較するかを決定するための仮説です。
(2)要因を深掘りするための仮説
現状把握や課題の場所が特定できたら、次には「なぜそれが起こっているのか?」を知る必要があります。
その「なぜ?」のアイデアを具体的にするための仮説が必要です。
その仮説に沿って、要因を特定していきます。
かなり端折って書きましたが、要は「仮説を作る」とはどういう目的で何を得るものなのかを、分析プロセスの中で考えないと、いつまでも漠然としたまま悶々とする気持ちが払拭できません。
このあたりは私の研修やセミナーでじっくりやるところです。