データをそのまま使うのではなく、何かの”軸“で分解することで深掘り
ができます。その際、理論的な”軸“を考えるだけでなく、実践的な視点が
必要です。今回はその二つ目『対策のイメージは浮かぶか』について。
実務家のデータ分析のゴールの一つは、
「具体的な対策(アクション)が取れる」 ことです。
例えば、”天候“という軸で売上実績を分解し何か分かったとしても、
天候はコントロールできないため、効果的な打ち手に繋がりません。
これでは、実務的な観点からは”使えない“分析結果となってしまいます。
逆に、“年齢”軸で売上実績を分解した場合、その結果から“30代”への
売上に問題ありと分かれば、その年代向けの対策を具体的に想定できます。
この視点を分析の早い段階で持てば、分析の優先度がはっきりします。