スーパーサイエンスハイスクールでデータ活用リテラシーワークショップ実施
「我が町の人口減少問題」について、高校生たちに”どうデータで立ち向かうか”を考えてもらいました。
具体的には、
我が町の人口減少の状況はデータを使ってどう評価できるのか
について、減少はしているものの、その程度や重大さはどうなのか、
そして自分で言いたい結論を示すためには
(1)どんな指標(データ)を使って
(2)何と比較することで
筋の通ったストーリーを組み立てられるのか、などについて考えて発表してもらいました。
同規模の他市、県平均、国平均など色々な比較対象があり、それぞれに結論(言えること)も変わってきます。
それを「データ有りき」ではなく、自分なりに考えられるようになることが、本質的なデータ活用能力だと私は考えています。
同様に「ある部活の活動時間の実態についてデータで評価するには?」についても考えてもらいました。
「活動時間が長いこと」を言いたいにも関わらず、そのときに「帰宅時間のデータを使う」といった発想が出てしまうのが高校生らしいところですが、社会人でも気を付けるべき点ですね。
”帰宅時間が遅い = 活動時間が長い“の関係が常に成立するとは限らないためです。この場合には、直接”活動時間“をデータとして使うべきなのです。