“恣意的なデータ分析”の悩み
企業研修の中で時々次のような質問を受けることがあります:
「最初から結論有りきで、恣意的なデータで恣意的な分析をしなければいけないときはどうしたら良いのですか?」
財務省での問題と同じ状況ですね。サラリーマンだった私にもよく分かります。
でもここは「データ分析でこれを解決できる」期待は捨てたほうが良さそうです。
データ分析は、あくまで(正しく行う前提で)客観的な答えを出すことです。
「その客観的な答えをそのまま出すか否か」は、データ分析の外の話であり、分析者の裁量の範疇です。
データ分析に責任はありませんし、それを解決する魔法のツールでもありません。
私はいつもこう答えています:
「それはデータ分析云々の話ではありませんよね。あなたの価値観、生き様、職業観の話だと思います。」