実務データ分析虎の巻Vol.53(で、それが分かると何がうれしいのか?)




 



 



データ分析結果の良し悪しを最後に決めるのは次の2点に明確に答えが出せるか否か、ということをいつも強調しています。



 



 ・で、その(データ分析)結果から何が言えるのか?



 ・で、それが分かると(誰にとって)何がうれしいのか?



 



分析結果の形や見せ方のテクニック(グラフやデザイン、レイアウトなど)は別なトピックとして数多ありますが、分析結果そのものが本質に答えられていなければ、どんなにきれいなグラフでも中身が相手に伝わりません。



 



例えば、先月に来店者の年齢構成を円グラフに示したとしてそこから言えることって何なのでしょう?



それを知ると誰がどうありがたいのでしょう?



 



恐らく答えに窮するのではないでしょうか。



 



いつもデータと格闘しているけど、活かせている実感がないという人は、一つ一つのアウトプットに対して上記2点をじっくり自問自答してみてください。



 



腹に落ちる答えで即答できなければ、分析方法ではなく、見せ方でもなく、課題や思考プロセスなどを強化する



必要がある可能性が高いです。逆にここを押さえることができれば、一気に伝える力、説得力を高めることができます。



関連記事

  1. 2/28日経BP主催『仮説立案実践講座』登壇致します!

  2. アンケート結果分析のためのワークショップを開発

  3. 日経BP新連載「マネジャーのためのデータリテラシー講座」

  4. 日経X-Tech連載『問題解決に導くファシリテーション術』

  5. 新刊『結局、仮説で決まる。』好評いただいております!

  6. 沖縄で新刊の執筆をしています

PAGE TOP