研修そのものに加え、「データを業務に活用できるチームにしたい」という具体的なご相談も増えています。
「データを活用する」
確かにそうなのですが、本当に活用したい場合、考える順番を真逆にすることが必要です。
つまり、
「データを活用する」のではなく、「活用できるデータは何か」
から考えるのです。とりあえず無目的に色々集めたデータをどう活用するかは、「目の前のデータありき」の発想です。その中には本当に重要なものも、実際には全く活用されていないものも含まれています。
その中だけで考えるのではなく、本当にアクションにつながる指標(データ)は何かを考えることから始めることをアドバイスします。
例えば「売上データを活用したい」という場合、売上実績だけをいくらこねくり回しても、アクションにつながりません。
売上と関連する要素として、例えば「製品」「営業プロセス」「お客様」などのカテゴリーが思いつくでしょう。ではそれぞれのカテゴリーをどのように分解・指標化できるのか、それらの中で売上向上のアクションにつながるのは何か、などを一緒に議論していきます。
すると、必然と「活用すべきデータは何か、どう活用すれば良いか」が見えてき
ます。