実務データ分析虎の巻Vol.102~「イノベーション」はどう表せばよいか


「イノベーション」はどう表せばよいか

「イノベーションを促進して付加価値を増やせ!」

 企業も自治体も最近の合言葉として「イノベーション」が花盛りです。

 ところが、

 「では御社の(地域の)イノベーションの状況を数値で見せてください。他より進んでいるのですか?遅れているのですか?一体、促進するってどのレベルがゴールなのですか?」

 と意地悪な、でも極めて基本的なことを聞いて答えが返ってきたケースが今のところありません。

 

例えば、新規スタートアップ数なのか、新たなサービスや商品の数なのか、それともある業界に絞った起業数(率?)なのか、色々な考え方があります。
でもこの「イノベーション」と言っている人がどう認識しているのか、がはっきりしていないと、現状把握や評価もゴール設定も何もできません。

 いつもながらのことではありますが、このベースとなる考え方がしっかり固まっていないと、在りもののデータでの数字遊びがすぐに始まってしまいます。

 普段何となく使っている言葉を数値化しようとすると、どんなデータ(指標)を使い、現状をどう表せるだろう、これを常に考えることが訓練にもなり、次の一手にもつながってくると思います。


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