「分析のゴール設定」での”要注意”キーワードはこちら
まず何よりも最初に必要なことは「分析のゴールを設定する」ことです。
ところが、このゴール設定は初心者にはなかなか一筋縄ではありません。実務の中で実践しようとすると、良く出てくるキーワードがあるのです。
例えば、頻出なものが
1)効果的 (例:XXXを実行するための”効果的”な手段を特定したい)
2)適切な (例:XXXという問題を解決するための”適切”な方法を導きたい)
ところが、何を持って「効果的」なのかが決まっていないと、結論が出せないのです。
つまり、コストはいくらかかっても良いので、とにかく結果が多く(大きく)でれば良い、ということなのか
コストパフォーマンス(費用対効果)を最大化したい、ということなのか
成果が増える(増分?増率?)ことが良い、ということなのか
効果的という言葉一つとってもこれだけの解釈の余地があります。
そして、そのどれを意図しているかによって、評価基準や指標が変わってきます。
そこまで考えた上で、データを集めたり、分析などの作業に入らないと、かなり遠回りするか、途中で迷走してしまいます。
このようなケースは少なくありません。
ゴール設定の奥深さですね(そしてこれは、分析方法や統計知識で解決できることでもありません)。